- ちとせetc. 7 (マーガレットコミックス)/集英社
- ¥420
- Amazon.co.jp
「本気で想われてるわけじゃないから
応えなくても大丈夫って気持ちはあったと思う
それがなかったら
つきあってくうちに好きになってたのかな‥?」
ちとせetc.(エトセトラ)7巻
吉住渉・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)
★あらすじ★
沖縄っ子の金城ちとせはたった一日で古谷幸翔(ゆきと)にホレ、幸翔の住む東京へ!
幸翔には清綾という彼女がいたが、いろいろな事情に整理がつき、両思いに。
イマイチ進展のなかったちとせとユキがついに一線を越えた。
それをけしかけた赤石だったが、逆に割り切れない気持ちになり‥?
少女マンガの巨匠・吉住渉のマーガレット連載、ついに完結。
☆☆☆
「ミントな僕ら」の巻数を超えたため、予想外に長編化しそうだなと思っていたら‥いきなり終わってしまいました。ラスト数回で急速にたたんだ感じがします。なんかあったかな。
ユキと清綾を縛り付ける「岬」の亡霊をちとせがユタパワーで蹴散らす話になるかと思ってたんですが(あながち間違ってない)、最後の最後でとんでもない漫画にしてしまったようです。
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以下、
単行本読んだ方のみどうぞ。
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ちとせは結局、ユキと結ばれました。
ですがユキという人間は何かフワフワしていてつかみどころがない。
ちとせも彼と接しているときラブラブモードでフワフワしてしまう。
だから、二人でいるときに具体的なイベントがない(お邪魔虫だった昴のイベントの方が印象的だったぐらい)。
ところが元カレの赤石とはよくぶつかり困ったり泣いたり赤面したり。とにかく絡みのシーンが多かったです。
赤石はそんな関係を持ち出し「オレの方が合っている」と切り出します。せっかく清綾とヨリが戻ったのに、ちとせを諦められず別れてしまう。
7巻はそんなわけで非常に「赤石度」が高く、振り返ってみると「ユキエンドだけど赤石メインだった」ことになります。
これは「学園王子」で水谷エンドなのに赤丸とめちゃめちゃラブラブだったのと同じ。
もしかすると読者人気は赤石がずっと上だったかもですね。番外編もあったし。
ただ、最後の最後でいろいろ考えました。
「困ったりなやんだり‥」赤石の主張は清綾の「そんなの友達としか思ってない」という言葉でバッサリ切られてしまうんですよね。
吉住先生的にはそういうスタンスでしょうし、マーガレットは「ケンカするほど仲がいい」恋愛が殆どですからいい問題提起したな、とは思います。
王子様に恋をして、高いハードルを超えるのは少女漫画の王道です。
しかし、そこへもっていくまでの説得力がユキに存在しないんですよね‥ハードルを超えるだけの魅力がないし。また、ちとせがまだユキの外見とやさしさしか見てないのが問題というか。
そうか、私は最初この漫画を「時代に反してバブリーすぎる」とかいろいろ言っておきながら、ちゃんと岬の事を清算しユキもだらしないところを正してほしかった、つまりちゃんと終わらせて欲しかったんですね(吉住作品でちゃんと終わった漫画は少ないかもしれないけど)。
でもバブリーなのは否定しませんよ。
さて吉住先生はこれからどこで連載されるんでしょうね。自分としてはマーガレットでまた連載して欲しいです。クッキーがいつの間にか隔月刊になってるんでむやみに動かないほうが‥
とにかくお疲れ様です。
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