- ナリキン! 1 (少年チャンピオン・コミックス)/秋田書店
- ¥440
- Amazon.co.jp
「負け惜しみの 何が悪い」
ナリキン!1巻
鈴木大四朗・監修野月浩貴
(月刊チャンピオン掲載)
★あらすじ★
若干14歳にしてプロ棋士となった「おしゃぶり王子」こと成金歩。ところが彼の中学にはもう一人「プロ」がいた。サッカーの地元リーグにプロ入りした潤目純は女の子に大人気だ。
「なぜ俺よりモテるんだ?」成金は潤目に一方的なライバル心を抱く。
ある日取材を受けるため新幹線に乗った成金は、謎のダジャレ男に「脳内将棋」で惨敗してしまう。
なんと彼は潤目が所属する「福岡ホーネット」の監督だったのだ…!
運動音痴で傲慢な棋士がサッカーに挑む!意地と知性のぶつかり合う新感覚スポ根漫画!
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週刊のチャンピオンを読んでいますと、イヤでも同じ出版社の雑誌広告を見かけます。
春あたりからか、月刊チャンピオンの広告で必ずと言っていいほど神経質そうなメガネ君の顔ばかり見かけるようになりました。
あんまりに毎月出てくるのでさすがに「これは人気のあるマンガなのか?」と興味を持つわけです。
そして1巻が発売され、評判がえらくいい。買ってみることにしました。
おもしろいです。こういうの好物なんです。
このブログで紹介するのは少女漫画が大半です。カッコイイ男の子が出てきてなんちゃらな話ばっかりです。少年漫画の主人公も、「サエない」といわれつつそれなりの外見をしています。
ところが、このマンガの主人公成金歩はとんでもないです。知性と傲慢さだけが先走ったいけすかないメガネ野郎。しかも「おしゃぶり王子」は、彼が対局中考え込むとき人差し指をしゃぶっているからついたあだ名。
親指じゃなくて、人差し指なんですよ。
その場面がものすごい気持ち悪さで描かれています。ヒキます。
最近いろいろと将棋漫画があるわけですけど、「3月のライオン」の桐山零くんとは全然違うんですよ。
ところが・・自分本当におかしいなと思うんですが、こういうのツボなんです。
「ちょっと変、いやかなり変」ぐらいねじくれ曲がってて構わない。それが漫画としての面白さだから。
そしてその成金がなぜかサッカーの世界に飛び込んでしまう。
運動音痴で全く動けないのですが、フィールドを基盤に見立てることで「福岡ホーネッツ」のメンバーを巻き込んでいきます。かといって彼がアツい言葉で仲間を勇気づけるわけじゃない。彼の傲慢さは何も変わらないのです。
あと、ライバル(?)潤目との対立はちょっと桜木と流川に近いものがありますね。外見の差が段違いなのに、全く気付いてない成金が恐ろしい。
しかし成金もプロだけあって「勝負」をよく理解しています。
冒頭のセリフがそれに当たります。サッカーにせよ将棋にせよ、勝者はいくつもの「顔」を持っている。
傲慢なだけじゃ勝てないけど、傲慢じゃないと勝てない。
あとはメスとして、キモい成金がどんだけ成長できるか期待しています。
外見だけでもマイナスだらけなので、あとは伸びるしかないでしょう。
私の「ツボ」ってのは、たぶんそこだと思います。
まあ、「チャンピオン」だからね!全然違うとこに伸びるかもしれないけどそれはそれで。
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