住職系女子(1) (BE LOVE KC)/講談社
¥440
Amazon.co.jp

「『相手』ってのは鏡だよ
律にどうしてほしいのまえに
まずは 自分がどうしたいのかよく考えろ」


住職系女子1巻
竹内七生・BLKC
(ビーラブ掲載)


★あらすじ★
麻生美鶴25歳。僧名・祥鶴。父親が失踪したため、祖父と共に寺を切り盛りしている。
しかも父親は子供を作っており、現在はその弟・律も同居している。
律と仲良くしようと頑張りつつ、檀家や地域の人と仏教的な関わりを持っていく美鶴。
やさしい時間が流れる、本格的お寺漫画。


☆☆☆
ちはやふるのためにビーラブを立ち読みしているのですが、いくつか気になる作品があります。学校医の話も結構面白い。

で、この漫画です。最近連載化が決まり、コミックス発売を待ち望んでいました。最初の読み切りが登場して、一年ぐらいは経過しているはずです。長かった‥
読み切りが出た頃某寺娘漫画のコミックスが発売され、「こっちの方がすごいのに世に知られてないのが悔しいな」と思っておりました。
なにしろ、主人公はマジで寺を継いでいます。ちゃんと学校で資格を取り、修行もしたはずです。そして「女であること」のカベにも立ち向かっている。坊主漫画はかなり増えてきましたが、女性僧侶の漫画はほぼ初めてではないでしょうか?


そんなわけでわくわくと購入したのですが、読みはじめて首を傾げる。

始まり方がおかしい。

今年シリーズ化されてからの話から収録されており、美鶴の弟・律が何故寺にやってきたか、また律の母親のエピソードなどが抜けているのです。


ぶっちゃけますと律は母親から虐待を受けており、母親がついに愛想をつかし寺に律を押し付けた感じになっています。そのエピソードには彼女なりの苦悩も入っていたはずなのですが、まったく収録されてません。

だから単行本だけ読むと、律が突然「虐待されていた」という情報だけ出てきてちぐはぐした印象になるのです。
これは何故なんだろう。いずれあの話は収録されるのでしょうか。


しかし、そこを抜けば仏教漫画としてきちんとしています。
仏教行事についての解説や、宗教に関心のうすい人への細やかな働き掛けがうまく表現されており、時々しんみりとさせられます。「川灌頂」が好きです。

それから主人公美鶴の性格がサバサバどころじゃないのが面白いですね。ちはやふるの千早ほどガサツではないのですが、直情的で思ったことをストレートにぶつけてしまうタイプ。
だから突然弟になった律にうまく接することができず、悩んでいます。
お坊さんもみんなが清廉でおだやかではありません。美鶴がお坊さんとしてまだまだなだけで、むしろそんな彼女じゃないと解決できない事もあります。

これから注目され、話題になったらいいなと期待しています。

また、オビに三橋。ひぐち先生の推薦文があって驚きました。
ひぐち先生のアシスタントだったんですね。‥うらやましい‥!!

にほんブログ村 漫画ブログ 少女漫画へ
にほんブログ村