流れ星レンズ 4 (りぼんマスコットコミックス)/集英社
¥420
Amazon.co.jp

「今奇跡みたいに思うことにも
魔法が解けたように
そのうち何も感じなくなってしまうから
今経験できることや
感じられることを大事にしなさい」


流れ星レンズ4巻
村田真優・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


★あらすじ★
花籠凛咲(りさ)、中学二年生。自分の事より他人の幸せを喜ぶ女の子。ただ、恋はまだピンとこなかった。
そんな凛咲に突然恋が訪れます。中学で一番目立つ夕暮統牙(とうが)くん。
夕暮くんは凛咲の輝きを見つけだし二人は付き合うことになりました。
みんなで遊びに行ったり、体育祭の準備を頑張ったり。
凛咲の毎日は忙しく、でもとてもキラキラしていた‥

現在の中学生をリアルに書いたりぼんの注目作。


☆☆☆

この漫画を読むのは色々苦労するのですが、読めなくなったら終わり。私の感覚が老けたということになるのです。

崩し顔のやっつけ具合が進行しているように感じますが(これに関してはむしろ古い漫画みたいな気がする)、4巻は今までと違うモノがイロイロ出てきました。


まず、夕暮くんが少しずつ変わりはじめていますね。
最初はヤンキー直前みたいなキャラで、彼女になった凛咲を縛るような言動をしてみたり、カタチあるもので関係を繋ごうとしたり、凛咲は嬉しがっているんですが「中学生らしいけどリアルにめんどくさい彼氏だな」と思っていました。

ところが凛咲をディスられて初めて本気で怒る場面があり、驚きました。いつもならクールに釘を刺す程度で終わらすので。
それから体育祭の応援団をすることになり、凛咲のために仲間と練習に没頭。

「カッコイイこと」に関しては何もしなくてもデキる夕暮くん。だから努力とかあまり考えたことがない。ところが応援を盛り上げるためにバク転を自分に課すのです。

恋というヤツは人格を育てていくんですよね。ただしまだ、夕暮くんは何が本当にカッコイイことか理解してないですけど。


それから、抜粋したセリフについて。凛咲の担任は前から凛咲と夕暮くんに対し寛容で、教師が寄り道してる生徒をパトロールしてる際にも見つかる前に車で送ってくれていたりします。

先生は大人です。
子供には子供にしかわからないときめきや喜びがあるのですが、これが一瞬であることを凛咲に伝えています。
大人になると「あー‥青かった」と床を転がりたくなるほど恥ずかしい思い出に変わりますからねー。
でも考え方次第でいい思い出にできるし、先生はそれができたのでしょう。だから凛咲に「今を大切に」と言ってるのですが‥


凛咲にとって、まだピンとこない。


しっかりしている凛咲だけども、今ある感覚が永遠に続くと信じている。その先の事は全くわからないし、考えたこともない。
「今の楽しい時間がいつか終わる」
すごく当然のことですが、凛咲はそれに気づきはじめました。


4巻を読んで、色々な期待が膨らんできました。
凛咲と夕暮くんは互いに影響しあい、自分をどんどん高めて来ている。
この先進路を決めるイベントも出てくるでしょう。
その時二人はどうするのか。今とどのぐらい変化しているのか。そこんとこを作者がガチで取り組み始めたんだなと思いました。

一見チャラチャラした漫画ですが、じつはごくごく真面目ですよね、これ。


にほんブログ村 漫画ブログ 少女漫画へ
にほんブログ村