ボールルームへようこそ(1) (講談社コミックス月刊マガジン)/講談社
¥440
Amazon.co.jp


「自覚しろ
お前は戦場に足を踏み入れた」


ボールルームへようこそ1巻
竹内友・KC月刊マガジン
(月刊マガジン掲載)


★あらすじ★
何のとりえもない中学生富士田多々良はいじめられているところを謎のヘルメット男に救われた。
その男は多々良を無理やり社交ダンス教室へ連れ込んでしまう。
しかしダンスの圧倒的な力に引き込まれた多々良はいつの間にか…?

熱く美しいダンスの世界をドカンと放つ、衝撃の1巻。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


競技ダンス。
シャイな日本人にはちょっと縁の遠い世界。
私が初めて読んだダンス漫画は佐々木潤子先生の「ダンシング」でした。しかし連載は一年で終了。

映画「ShallWeDance」でダンスは一気に有名になり、芸能人が競技会に出るなど注目されましたが、実際競技人口が増えたのかというとピンとこない。
それが競技ダンスです。


この「ボールルーム…」はあちこちで評判を聞いていましたが、エイッと単行本を買って西武線の中で読んで、うおおおお!となりました。


最近月刊マガジンは「ましろのおと」「四月は君の嘘」など、マガジン読者以外へ意識を向けた、むしろ女性にとっつきやすい漫画が増えています。
講談社は「単行本売上」を意識して漫画づくりをしているので、雑誌媒体はあまり気にしていないというか…私はおお振りのためにアフタヌーンを買っていますが、何年か買っているうちに中身が非常に読みやすくなったんですよね。
今、月マガはそんな感じじゃないでしょうか。


主人公の多々良はプロダンサーの仙石にダンス教室へ連れ込まれ一気にダンスへのめり込みます。ヒロインの花岡雫に惚れている面もありますが、多々良はそれまで夢とか「好きなこと」がなかった分ハマり方が大変。

思春期というのは「自分とは何ぞや」と立ち止まってしまう時期です。何か周りと違う特徴がないと「ダメだ」と思ってしまう。
そこで落ち込んでしまえばそれまでなんですが、逆に素晴らしい出会いがあれば一気に飛び上れる…そんな時期…(もちろん飛び上がる時期はいつでもやってくるのですが、漫画的にはそうです)

このマンガは平たく言ってしまうと少年の成長物語なわけですよね。そこに「競技ダンス」というマイナー世界を融合させている。
講談社のいつものやり方かなー?と思ったり、多々良ちょっと成長早すぎじゃね?いきなり大会とかやりすぎじゃね?という都合のいい面もあるのですが、それを補ってなお余りあるのが、競技ダンスの描写です。

映画「ShallWeDance」では日本人がダンスをやることの「気恥ずかしさ」を表現していたため、ダンスの「すごさ」「競技することの荒々しさ」は見せたけれども「美しさ」は見せなかった。

ところがこのマンガ、「美しさ」に加え「妖艶さ」が表現されているのです。
優等生タイプの雫がラテンダンスを踊ると、こっちは思わず赤面してしまう。別にどっか露出してるわけじゃないのに、指で目を覆いたくなってしまうくらいドキドキするのです。ぶっちゃけエ/ロい。

ちょうど読んだ後に某タヌキなブロガーさんとコレについて話したんですが、「伊藤悠先生に似た部分がある」と言われ納得しました。伊藤先生の書く女性はとにかくすごい。なんかもうはちきれそうに。


少女漫画でも「ダンス」なら優雅で華があって表現しやすかったろうに、今までめぼしい作品が現れませんでした。
ダンスを描くにあたって避けられない「エ/ロさ」が障害だったんでしょうね。



最後に。

…え?「お前なんだかんだ言って仙石さん超タイプだろ」ですって?


超どストライクだよ!文句あるか!

やーほんと、短髪+外国人ぽい顔+器がデカイ…これだけそろったキャラ超マーベラス!
ごちそうさまですウヒヒヒ・・

なので次の巻も仙石さん目当てで買いますよ。ただ、マガジンだと仙石さんみたいなキャラは死神に魅入られてたりするんだよなー・・・。


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