- 信長協奏曲 6 (ゲッサン少年サンデーコミックス)/石井 あゆみ
- ¥460
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「天下に近づけば近づくほど、敵は減っていくもんだと思ってたんだけど、
なんかそうじゃないみたいだね。
むしろその逆なような気がする‥」
信長協奏曲(コンチェルト)6巻
石井あゆみ・ゲッサン少年サンデーコミックス
(ゲッサン掲載)
★あらすじ★
歴史が超苦手な現代の高校生サブローがふとした事で戦国時代の尾張にタイムトリップ?!
いきなり出会ったのはサブローに瓜二つの織田信長。しかし本物の信長は病弱で、サブローに身替わりを託した。
わけもわからぬままサブローは「信長」として生きることになる!
浅井家に裏切られたサブローたちは京へ敗走する。織田勢は姉川の戦いへ挑むことに。
しかしお市は夫を説得するときかず、サブローが呼んでも帰ってこない‥
現代の若者が戦国時代で活躍、新感覚歴史絵巻。
☆☆☆
ゲッサンを引っ張る看板作品です。
サブローは日本史に興味のないイマドキの若者でした。そんなサブローが戦国時代にタイムトリップしてしまい、しかも信長にそっくり。家臣は信長だと思い込み、サブローのユルい行動を「うつけ」と思い込みつつ従います。
ところがサブローは現代っ子の感覚で動くため、「うつけだが大物」と思われ慕われます。尾張の国は勢力、経済力共に豊かになります。
さて歴史的に有名な悲劇、織田と浅井の戦いが続いています。
自分は小さい頃、「淀君」の歴史漫画を一生懸命読んでいました。並み居る伝記モノで女性を扱うものが極端に少なかったのもあるかもしれない。
大河ドラマでは「ひたむきな女性」だったり「したたかな側室」だったりいろいろな解釈がされていますが、この「信長協奏曲」ではまだ赤ん坊です。
さらに「浅井三姉妹」の初や江はまだ生まれていません。
淀君‥茶々と末っ子の江は4つ違い。
江が生まれてすぐに長政は討ち死にします。
ということはまだまだ戦いは細かく書かれていくわけですね。
それから一向に戻って来ないお市を柴田勝家が超心配していますが、お市が勝家に嫁ぎ二人共々自害するのは信長が死んだ後。
サブローは奔放で気の強いお市に弱いです。
浅井を潰した後は自分の元に寄せ、手厚くするとサブローは誓うでしょう。
でもその約束は守られない。
サブローは今まで言ったことを全て守っている。でもいずれ「守れない」事が増えていく‥なんとも言えないですね。
もし光秀が天海を名乗り生き長らえるなら眺めるだけはできるわけですが。
あと、この巻で気になるのは帰蝶の侍女おゆきちゃん。上杉家のスパイです。が、帰蝶たちが優しくていろいろ揺れています。
一度越後に戻って上杉謙信に報告していますが‥上杉謙信のキャラがちょっと謎ですね。
またまた未来人かも‥と余計な事を考えてしまいます。
そしておゆきちゃんは光秀の本当の顔を見てしまいます。
この時点では「影武者」としか思わないでしょうが、「信長」にいろいろ思いをめぐらす彼女がどこまで踏み込むのか‥
もし本物だと知ると、帰蝶に逢わせてやりたいと考えはじめるかもしれません。
今年「信長協奏曲」は小学館漫画賞を受賞しました。
「これからブレイクする漫画」としてあちこちでも取り上げられています。
いずれドラマにでもなれば大変な作品になると思いますが、それだけに展開がスローになってきました。
人気作の難しいところですよね。最近「進撃の巨人」も首を傾げる展開になってますし‥
