君に届け 15 (マーガレットコミックス)/椎名 軽穂
¥420
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「嬉しいとは思わなかったの?
ちょっとも?」


君に届け15巻
椎名軽穂・マーガレットコミックス
(別冊マーガレット掲載)


★あらすじ★
ついに想いが届き、心が繋がった爽子と風早。
しかし修学旅行で距離感が掴めなくなりぎこちなくなってしまっている。
一方龍に告白された千鶴は学校をサボってしまう。
あやねは健人と接する機会が多くなり‥?!


日本一の少女漫画、感涙の15巻。


☆☆☆

少女漫画は「告白するまで」がキモであり、爽子と風早が両思いになってしまったため15巻もなんとなくスピンオフ的な内容になっています。


自分的に毎回気になるのはやはりあやねです。気が利いて細やかなキャラなのに自己評価がものすごく低い彼女。ついに健人がそのものズバリを言ってしまう。
女の子の取り巻き「ケントガールズ」が出来るだけあります。

しかし彼はあやねと同じように「小器用」だからこそ、彼女に興味があるんじゃないかなと考えてしまう。
あやねを支えるにしてはまだ弱いキャラだなと思ってますが、ピンがいきなり関係遠ざかっているんですよねー。やはり健人があやねの相手になるんでしょうか。


で、今回のメインはちづと龍です。
ちづはあまりに長く、龍のそばにいました。龍の兄に恋をしていたため龍についてはなんとも思わなかった‥
そして、真田家に起こった悲劇がちづに「あたしが姉弟になる」と言わしめ、現在があります。
しかし龍はもうそんな気持ちではない。ちづに告白し、ちづは混乱してしまいます。


‥「男女の関係を無理矢理家族の役割にあてはめ、自分に暗示をかけて恋愛感情を避けようとする」というのは少女漫画でよく見られます。
ちづも例外じゃないようです。君届にしては漫画チックだな、とつい感じてしまいました。

もちろんあまりに近すぎて恋愛感情の芽生えない幼なじみは存在するでしょう。でもちづは龍に一回コクられただけで完全にイカれた。
これはもう、ちづが自己暗示に囚われているだけだなと。

ちづは恋愛の揉め事が大嫌いだし、女子ともほとんどつるまない。愛だ恋だ言うのも嫌だったと思います。

そんなモノを龍とやってみる、ということが思いつかないだけなんでしょう。


しかし、多分龍が思い描いている「関係」はラブラブイチャイチャではありません。すでに二人はマジの家族みたいなもん。結婚してから十年経ったみたいな感覚なのではないかと。

それだって十分、愛なんですけれどね。


それから気になるのは、爽子に比べ随分と駆け足で成長している感のある風早です。
どちらの方へゴールするのか、非常に楽しみです。


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