おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)/ひぐち アサ



¥560

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「それさ オレ うちのオヤジにも言われたんだけど
オレ 別に三橋と仲悪くねーだろ?」


おおきく振りかぶって17巻
ひぐちアサ・アフタヌーンKC
(アフタヌーン09年2月号~5月号掲載分)


★あらすじ★
春日部市立高校。古くからある野球部には多くのOBがいる。だれもかれも孫同然の現役選手達を応援し、可愛がっている。
剛速球を持ち、なおかつ外見が華やかな榛名が引っ張る武蔵野第一との準々決勝。
春日部の双子バッテリーが食らいつくが、榛名に捕らえられ攻略されて、延長に入ってしまった。「これは‥おイタが必要じゃのう‥」OBたちが呟いた‥
しかし「もう一度榛名とやれる」、三年のスラッガー高橋は不敵に微笑んだ。

一方合宿中の西浦は水中くんずほぐれつ、なかよく一緒に寝たり起きたりしていた!!さらに三橋のオトナな真実が明かされる?!


野球漫画の常識を覆し、様々な場所に影響を与えた「おお振り」、ついにというかやっと17巻。再来月にはまた新刊出ます!!


☆☆☆

ウソあらすじがやりたい放題ですいません。つーかみんな買うよね?!早く買って読みましょう。(注:ここから先は読んでない人に優しくないです)

また、ものすごく早く次の巻も出ます。その頃には連載も再開されると思いますが‥まだ単行本が一年以上雑誌に追いつきません。相変わらずです。


さて、17巻は市立春日部対武蔵野第一の終盤戦です。
古くから出てきていた春日部のメンバーがようやく戦うことになり楽しく読んでいたのですが‥

結果としては、春日部が延長戦の末に負けてしまいます。敗因は投手鈴木葵のスタミナ切れと、控えの不在。高橋と柴が榛名を抑えたので監督が安心して投手を入れ替えてしまったのもあります。
しかし葵が投げつづけて負けたなら、次の年に繋がらなくなったかもしれません。

榛名もあの「80球制限」を初めて外したけれど、結局は高橋にやられた。
ただ榛名は打てるんですよねー。「おお振り」において将来結局プロになれるのは榛名だけだろう、という感じをまざまざと見せ付けてくれてます(田島は‥体格が問題)。
総合的に見れば明らかに春日部が強いのですが、たった一人のカリスマが空気を「勝ち」に持って行っちゃうんですよね。

こういう「ビカビカ光った存在」が自分としてはあまり好きじゃないし振りの中では浮いた感じがするので、武蔵野が勝って戦いを続けた事に疑問を感じています(視点が西浦に戻らなくなるので)。
たしかに次のARC戦を西浦が観戦し、三橋と阿部がホンキの榛名を見るのでイベントとしては大きいですが、それを春日部戦でやってもよかったのではと考えてしまう(本誌分から考えても、今のところその理由が掴めない)。

あと、ようやく秋丸が榛名の捕手として現れますが‥秋丸の本性が露呈するまでが収録されなかった。それも残念です。


さて、前の巻よりは西浦の話が多く入っています。
しかし不満なのは榛名を巡る三橋と阿部のやりとりが殆どということ。
勿論主役の二人がメインを張るのは当たり前ですが、彼らがモメている「題材」が昔からちっとも変わらない。さらに桐青戦で一応繋がった筈の関係が険悪な方向に戻っている、というのも問題。
さらに榛名の夏を引き延ばしていたものだから、本誌を読んでいる当時自分はかなりイライラしていたと思います。


しかし花井と沖の二人に対する「考え方」が非常に面白かったりします。
花井は阿部と性格的にあわないが、野球面で二人は良好とおもっており三橋が苦手(というか嫌いな方)。
沖は阿部が怖く、二人はうまくいってないと思い三橋に同情的。
そんな二人が会話すると、花井は「沖って器でかいな」と勘違いしてしまう。
自分は沖寄りの人間なので、自分からしてみれば花井に「お前ちょっとメンドクサイぞ?」という感じです(沖は情緒面が大きすぎる)。

一方で田島が三橋の「オトナな部分」を晒した上で勝手にフォローして逃げるということをしてますが、水谷がいうとおりこれでは花井が田島に勝てるわけねーなと思います。‥でも、崎玉戦で一応解決した関係を彼らもまたほじくり返す事になるのかなあ。


あと、おそらく将来‥西浦に深く関わるかもしれないARCの一年二人の実力が明かされました。

まず抽選の時にシメられていたシオこと塩入。青森からの野球留学です。その経緯やスタメンであることからしてめためたに大物です。

またアレコレと奇妙な行動ばかりしている太田川。彼は「実力が数倍だけどかわいくない三橋」です。やってることは三橋と同じ!!
三橋は外見がそれなりにかわいらしいもんだから挙動不審でも見ていられますが、太田川は‥なんですよね。
つまり三橋も太田川ぐらいにはなれる可能性があるということ。ただし、捕手次第。


自分は捕手の吉田がかなり好きです。シオの首にキメたり困った人なんだろうと思ってましたが、桐青の河合以上の捕手です。

太田川が投げられるのは、吉田が太田川の言動を理解し生かせるからなんですよね~。あれはハンパない。
これを「二年後の阿部」ができるのか?まあそれが解るのはあと二十年後‥かな。

ただし、次巻で秋丸が出てくることにより「いろいろあるなあ」と考えさせられることになります。


以上、箇条書き。


★三橋の「オトナな部分」について田島が変なこと言ってますが、もし三橋家がキリスト教だとしてもありえないのでデタラメだと思います
★柴センパイと高橋さんはもっと見たかった
★というか垂れ目でいやらしいのは「投手キラー」というジンクスが出来た
★沖は水泳の上に習字もやっているが(ママプロフにも習字アリ)、彼がマジメなのか親がアレなのか、ちょっと心配
★だが花井はさらに驚いた。発表会とか出たのか
★西広もオタク説浮上
★水谷と栄口またイヤホンが‥ホイホイ‥
★しかし、春日部市立が男子校?じゃあ3巻で千代ちゃんが着ていたものはなんだろう?千代ちゃんが憧れていたのは?おかしいな。


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