ついに最終回を迎えた仮面ライダーオーズ。
自分としては「バシヤス以上の特撮脚本家はいない」という頑固な思い込みがあるため、とても満足しました。
アニメっぽい画面作りや販促乗せのうますぎるところはイロイロ賛否あるかもしれませんが、主要キャラもゲストキャラも「古臭さ」「わざとらしさ」「昼ドラっぽさ」がないのが一番すばらしいと思うのです。
多分このブログを読んでくれてる人はオーズよりダブルの方が好きだとは思いますが。
しかし震災のため、一回分少ないというリスクを背負ってしまい、先週ラス1を見たとき「来週本当に終わるの?」と心配してました(だったら1000回スペシャルをナントカすればよかったのではとも思いましたが、アレすごく面白かったからなー)。
さらに言えば、最終回半分来てもクライマックスとはいいがたい展開だったので「まさかディケイドみたいなことに?」と心配に。
でも、最後の最後で映司の「欲望」を巡る戦いに決着がつき、「さすがバシヤス」とうなってしまいました。
お坊ちゃん育ちのエイジは欲望の使い方が分からず、一回失敗してからカラッポになってしまった。「無欲」なのはいいことかもしれない、初期のエイジはそういう部分が魅力的に描かれていた。
だが人間というのは欲望を断ち切れない生き物であり、エイジが実は結構歪んだ存在であるとわかってくる。
だから「王」の器になりえたしかなり危ないところまで堕ちかけた。
しかしエイジは欲望の塊「グリード」のアンクと出会った。
アンクが欲しかったのは世界とかそんなもんじゃない。人間としてのごく当たり前の「生」だ。エイジがグリードに取り込まれ人間の感覚を失うとアンクの気持ちを理解する。
しかし「王」の器になることで多大な力を使えると知ったエイジは万能感に陥る。みんなを救おうとリスクも承知でメダルを受け入れていった。
だけど、違うんだよねえ。
エイジが本当に欲しかったのは力じゃないんだよね。
だから最後に真木さんを倒したのも最強でないダジャドルだったわけだし。プトティラは壊したし。
アンクはアンクで、すでに「人間としての人生」をクスクシェのみんなと共有していた。それに気づき、エイジを守った。最後に、エイジに「おまえが掴むのはオレの腕じゃない」と言い残す‥
エイジが欲しかったのはちょっとのお金と明日のパンツと、みんなとの繋がり。ただそれだけ。とても小さなモノだった。
「神はそばにいる」と言われてもピンとこないと思います。
エイジが求めていた「繋がり」も、いつもそばにあったのにずっと気づかなかったわけです。欲しなければ近づいてこないし。エイジは遠慮ばっかりするし。
これ、けっこう宗教的な考え方なんですよ。近くにあるのに見えないから、あやまちを犯してしまう。
みんなが手を繋げば、どこまでも広がっていく。「力」なんかなくてもどうにかなる、実に仮面ライダーらしくない、ヒロイズムでもない、ちょっと母性に近い考え方がオーズの結論でした。
実は平成初代のクウガも五代が古代のヤバイ力に取り込まれるかどうかがクライマックスで、その力がなければラスボス倒せないけど、もし五代の心が負けたら人間ではなくなっていた。しかし五代はなんか超越しており、力には屈しなかったんですよね。うまく折り合いをつけたというか。
この脚本もバシヤスさんだったんです。
「欲望」に関しても電王が下地にあり、バシヤスさんがこの辺にこだわりすぎてはいまいかと思いますが、ポップだった電王で書ききれなかったモノはこれで終了したのかもしれません。
振り返るとストーリー的にはクウガが完璧で電王とオーズがテーマ半々という感じか。
でもオーズにはのめり込めるキャラがいた。
私はだてさんがオーズの全てかなとつくづく思ってしまってます。仮面ライダーが響鬼を除いて若いコなので、だてさんみたいにちょっと育っちゃった人がフォロー入るのは新鮮でしたね。キャラがぶれなかったし、コメディ部分もかなり背負ってくれた。だてさんがいなければごとうさんはただの棒読み不器用キャラで終わっていたんだから。
若い人だけの集団でヤミクモに動くのはガンダム種とかギアスとか、今流行ってるけどアブない。平成ライダーで失敗しちゃってる(何とは言わんが)ヤツは若い人の世界で終わっているはずです。
あと、多分誰も賛同しねえとは思うけど真木さんも結構キャラが濃くてよかった。彼がラスボスになったのは単に結果だっただけで‥1000回の時はみんなで遊んでたんだもんね。
最終回にキヨちゃんを知世子さんに預けたのも、運命分かっていたんだろうし。
しかし、では宇梶さんはなんだったんだということになります。あと一回余裕があったら、彼がラスボスだったかもしれないし‥もしかするとこの先映画でなんかあるかもしれないですね。
とにかく、いろいろと楽しませていただきました。悲しすぎるグリード達も愛らしいといえばそうだったし。
で、来週から「フォーゼ」が始まりますが‥明らかにメカメカしいライダーなのが気になるところです。高校生かあ。
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自分としては「バシヤス以上の特撮脚本家はいない」という頑固な思い込みがあるため、とても満足しました。
アニメっぽい画面作りや販促乗せのうますぎるところはイロイロ賛否あるかもしれませんが、主要キャラもゲストキャラも「古臭さ」「わざとらしさ」「昼ドラっぽさ」がないのが一番すばらしいと思うのです。
多分このブログを読んでくれてる人はオーズよりダブルの方が好きだとは思いますが。
しかし震災のため、一回分少ないというリスクを背負ってしまい、先週ラス1を見たとき「来週本当に終わるの?」と心配してました(だったら1000回スペシャルをナントカすればよかったのではとも思いましたが、アレすごく面白かったからなー)。
さらに言えば、最終回半分来てもクライマックスとはいいがたい展開だったので「まさかディケイドみたいなことに?」と心配に。
でも、最後の最後で映司の「欲望」を巡る戦いに決着がつき、「さすがバシヤス」とうなってしまいました。
お坊ちゃん育ちのエイジは欲望の使い方が分からず、一回失敗してからカラッポになってしまった。「無欲」なのはいいことかもしれない、初期のエイジはそういう部分が魅力的に描かれていた。
だが人間というのは欲望を断ち切れない生き物であり、エイジが実は結構歪んだ存在であるとわかってくる。
だから「王」の器になりえたしかなり危ないところまで堕ちかけた。
しかしエイジは欲望の塊「グリード」のアンクと出会った。
アンクが欲しかったのは世界とかそんなもんじゃない。人間としてのごく当たり前の「生」だ。エイジがグリードに取り込まれ人間の感覚を失うとアンクの気持ちを理解する。
しかし「王」の器になることで多大な力を使えると知ったエイジは万能感に陥る。みんなを救おうとリスクも承知でメダルを受け入れていった。
だけど、違うんだよねえ。
エイジが本当に欲しかったのは力じゃないんだよね。
だから最後に真木さんを倒したのも最強でないダジャドルだったわけだし。プトティラは壊したし。
アンクはアンクで、すでに「人間としての人生」をクスクシェのみんなと共有していた。それに気づき、エイジを守った。最後に、エイジに「おまえが掴むのはオレの腕じゃない」と言い残す‥
エイジが欲しかったのはちょっとのお金と明日のパンツと、みんなとの繋がり。ただそれだけ。とても小さなモノだった。
「神はそばにいる」と言われてもピンとこないと思います。
エイジが求めていた「繋がり」も、いつもそばにあったのにずっと気づかなかったわけです。欲しなければ近づいてこないし。エイジは遠慮ばっかりするし。
これ、けっこう宗教的な考え方なんですよ。近くにあるのに見えないから、あやまちを犯してしまう。
みんなが手を繋げば、どこまでも広がっていく。「力」なんかなくてもどうにかなる、実に仮面ライダーらしくない、ヒロイズムでもない、ちょっと母性に近い考え方がオーズの結論でした。
実は平成初代のクウガも五代が古代のヤバイ力に取り込まれるかどうかがクライマックスで、その力がなければラスボス倒せないけど、もし五代の心が負けたら人間ではなくなっていた。しかし五代はなんか超越しており、力には屈しなかったんですよね。うまく折り合いをつけたというか。
この脚本もバシヤスさんだったんです。
「欲望」に関しても電王が下地にあり、バシヤスさんがこの辺にこだわりすぎてはいまいかと思いますが、ポップだった電王で書ききれなかったモノはこれで終了したのかもしれません。
振り返るとストーリー的にはクウガが完璧で電王とオーズがテーマ半々という感じか。
でもオーズにはのめり込めるキャラがいた。
私はだてさんがオーズの全てかなとつくづく思ってしまってます。仮面ライダーが響鬼を除いて若いコなので、だてさんみたいにちょっと育っちゃった人がフォロー入るのは新鮮でしたね。キャラがぶれなかったし、コメディ部分もかなり背負ってくれた。だてさんがいなければごとうさんはただの棒読み不器用キャラで終わっていたんだから。
若い人だけの集団でヤミクモに動くのはガンダム種とかギアスとか、今流行ってるけどアブない。平成ライダーで失敗しちゃってる(何とは言わんが)ヤツは若い人の世界で終わっているはずです。
あと、多分誰も賛同しねえとは思うけど真木さんも結構キャラが濃くてよかった。彼がラスボスになったのは単に結果だっただけで‥1000回の時はみんなで遊んでたんだもんね。
最終回にキヨちゃんを知世子さんに預けたのも、運命分かっていたんだろうし。
しかし、では宇梶さんはなんだったんだということになります。あと一回余裕があったら、彼がラスボスだったかもしれないし‥もしかするとこの先映画でなんかあるかもしれないですね。
とにかく、いろいろと楽しませていただきました。悲しすぎるグリード達も愛らしいといえばそうだったし。
で、来週から「フォーゼ」が始まりますが‥明らかにメカメカしいライダーなのが気になるところです。高校生かあ。
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