アラタカンガタリ~革神語~ 12 (少年サンデーコミックス)/渡瀬 悠宇
¥440
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「俺が力を得たのは、『もう自分には何も失うものが無い』と悟ったときだ-」


アラタカンガタリ12巻
渡瀬悠宇・サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


★あらすじ★

日ノ原革(あらた)、いじめと裏切りによって異世界に迷い込んでしまいそこで大きな使命を託される。
それは劍神「創世」で世界に平和をもたらすこと。

ヤタカを仲間に加え、ついに十二神鞘「アカチ」のいる「ハニヤス」に向かう革たち。
属鞘を殺されているカンナギにとって因縁の戦いではあるのだが、アカチとカンナギには更なる秘密があった‥!!

また、門脇はアカチから「ある物」を貰うのだが‥?

少女漫画に革命をもたらした「ふしぎ遊戯」の作者が挑む少年漫画、急展開の12巻。


☆☆☆

最近「ふしぎ遊戯」との同時進行をしているため、ちょくちょく休載しているアラカンです。

ついに、大きな存在感を持つ「アカチ」との戦いに入ります。
カンナギはアカチと幼なじみでありながら大切な部下とその家族を皆殺しにされ怨んではいる。しかし、カンナギが昔失った恋人「エミス」とアカチにさらなる秘密があったのです。

この辺りは天和国の不安定で鬱屈した状況が原因なのだろうな、と思います。いくら秘女王が統治しても、人間の生き方は様々ですから。
もし革が天和国の在り方を変えても、基本は変わらないでしょう。


しかし自分が12巻で考えさせられたのはアカチの属鞘「カバネ」と革の戦いです。

カバネの鞘「痍無」は病を自在に操るものです。革の体内に鞘を入れ、内部から破壊しようとします。
カバネの村は昔、疫病にやられています。自分も感染しどうしようもなくなった時に属鞘に選ばれましたが、その力を使ったら逆に皆死んでしまうという経験をしています。
「痍無」は病を治す代わりに病人の気力を試しますが、皆あまりの苦しみに負けてしまうのです。カバネはこのどうしようもない力を持ち、属鞘なので死ぬこともできないまま苦しんでいます。
しかしカバネにつき従う「巡礼者(不治の病で故郷を追い出されている)」はカバネの力を信じています。

革は「俺が苦しみに勝てばお前も勝ったことになるんだな」と、体中を壊す「痍無」と必死で戦います。

作者の周囲環境を考えすぎるとアレな所に行き着いてしまいますからそれは置いといて、カバネとの戦いはいつもと違い「力と力の対立」ではありません。そこが非常に興味深いです。


で、最近いただけないのはコトハですね。サンデーらしいっちゃらしいんですが、ミクサが現代人だとわかってヤキモチをやいている。
一人の女の子としては当たり前なんですが、少年漫画だと「誰得なんだ?」と首を捻ってしまうんですよね。
なんでだろ、少年漫画は主人公に取り柄がなくても女子がくっついてきてイラっとするのに、普通でもイラつくとは‥じゃあ女の子はなにすればいいんだって感じですよね。

たぶん自分が無駄なツンデレを嫌うからかな(ラブひなやあいこらのツンデレが嫌だった)。あとコトハが最初革をアラタだと思い込んでいて超デレだったのが問題かもしれませんね。


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