尊敬しているブロガー(?)さんがとてもいい記事を紹介していました。
こちら
東日本大震災の被災者の心のケアから日本の在り方に繋がるコラムです。関東大震災のゴタゴタから軍国主義に突き進んだ流れと今を重ねています。
全体的に読んでいただきたいなあとも思いますが、一番気になった部分だけ抜粋。
「明治維新以降の近代150年間、この国では、それまでの一握りの武士の生き方を理想化し、泣かないことや悲哀に耐えることこそが美しいと強調してきた。
そこから生じた『構え』は、1923年の関東大震災や数度の戦争を経ても変わらず、受け継がれてきたのです」
現在の停滞する日本経済、やる気のない若者について嘆く人がたまーにいらっしゃいますが、大抵そういう人は「戦前に回帰しろ」「今こそ大和魂」「徴兵制復活させて若者を鍛えろ」「ひとつになろうニッポン」とかほざいたりします。
さらに「死ぬ気があるならその分働け俺はそうしてきた」と思考する人も見られます。
なんかしらんけどこういう人の思考は明治から始まっていて、明治以前の日本についてなにも知らないんですよね。
「いやいや日本は何千年も続く神の国であって」とか言い出す人もいますが、その神と明治からの神が違うのを知らないので本当に困ります。
(最近講談社新書ですごくわかりやすく古代神道と明治神道の違いを説明してるものがあるんで読んでほしい。ホンモノの神職の方だってごっちゃにされて困ってるんだよ。そして日本に信仰がないのも明治神道が原因なんだよ)
で、この抜粋の「一握りしかいなかった武士の生き方を理想として『耐える事が美徳である』とした」ってのがまったくそうだよなあと思いました。
自分ちは鎌倉時代から農民だし、日本人のほとんどは祖先が農民なんだよ。
たしか江戸時代の士農工商制度の割合、70~80%は農民です。
で、小中高と江戸時代、農民は重い税を取り立てられていてタイヘンだったよーと教えられてきているんだけれども、江戸時代の歴史考証してる本を読むとそうでもない。
税の取り立てが厳しいと思えば農民はちゃんと訴えるし、訴えられた武士はそれを恥じ入るのが当たり前だったという指摘をする人もいる。
身分の違いはあっても武士は「農民に食わせてもらっている」という立場を忘れなかったらしい。
身分を越えて結婚することはできないけど、江戸以前の恋愛はマジでフリーだったので(男女どっちも可能、おおらかすぎてここで説明できないレベル・でも古来の神道の考え方らしいっちゃらしい)、それでよかったらしいし。
ですから明治になり、一割しかいなかった武士の、しかもテキトウな部分だけ寄せ集めて「これが美しい大和魂ですよ!」としちゃったのが日本の間違いの始まりなんだなと思いました。
武士は、耐える。
武士は、涙を見せない。
喚いたり嘆いたりするのはとても恥ずかしいこと。
そんな「大和魂」が今も日本人の心にはびこっている。
どんな酷い目にあっても「命があるだけ儲けものです」「ありがたいです」「がんばります」と言わなければならない被災者。
なんで被災者は「きれいなひさいしゃ」でいなきゃいけないんでしょうか?
災害に遭った外国の人が泣き叫ぶシーンが映ることがある。
それを見て「大袈裟だなあ」と私たちは感じる事がある。でも向こうの人にとってそれはごくごく当たり前のことなんです。
泣くとか喚くとか暴れるとか、人間が悲しみを整理するためにとても必要な行動。
でも被災者がコレやると、「被災者だからっていい気になんな」「美しくない」「ゴネ得非国民」とか言う奴がいるし、被災者もそう言われるの分かっているからグッと堪えて笑っている。
堪えて堪えて‥被災者のその先にあるのはなんだろう。
「周りに迷惑をかけたくない」と、誰にも相談せずにひっそりと死んでいってしまう人がいる。阪神の震災でもそうだったという。そして今もそんな第二の被害者が増えている。
それか、堪えて堪えきった人は「俺が堪えられたんだからお前も堪えろ」と他の人に我慢を無理強いするかもしれない。
で、言われて困惑する人は尋ねる。
「どうやって我慢すればいいんですか?」
「馬鹿者!!お前は日本国民であろう!!『大和魂』をもたんか!!精神を叩き直してやるそこになおれ!!」
‥(笑)。
でも笑っていられる状況でもないかもしれない。だって「大和魂」を持ち出すと簡単に信じてしまう人が結構いるはずだから。
それから「大和魂」で下々を動かしちゃえ
と考えている人もいるだろうし。
よく現在の歴史を「自虐史観」とおっしゃる人がおり、逆に「そうではない」とおっしゃる人もいるんだけども、
その前に明治以前の歴史、特に民俗学から「ほんとうの日本人はなんだったのか」教えるべきじゃないのかなと思いました。
日本の歴史は武士とか戦乱に偏りすぎてるんじゃないのかな。80%いた農民の「自虐史観」とも言える。
「過ちを繰り返さないために」という大義名分はあれど、結局それを教え込まれた歴史マニアが戦国時代と幕末で熱くなるだけだもんな。
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東日本大震災の被災者の心のケアから日本の在り方に繋がるコラムです。関東大震災のゴタゴタから軍国主義に突き進んだ流れと今を重ねています。
全体的に読んでいただきたいなあとも思いますが、一番気になった部分だけ抜粋。
「明治維新以降の近代150年間、この国では、それまでの一握りの武士の生き方を理想化し、泣かないことや悲哀に耐えることこそが美しいと強調してきた。
そこから生じた『構え』は、1923年の関東大震災や数度の戦争を経ても変わらず、受け継がれてきたのです」
現在の停滞する日本経済、やる気のない若者について嘆く人がたまーにいらっしゃいますが、大抵そういう人は「戦前に回帰しろ」「今こそ大和魂」「徴兵制復活させて若者を鍛えろ」「ひとつになろうニッポン」とかほざいたりします。
さらに「死ぬ気があるならその分働け俺はそうしてきた」と思考する人も見られます。
なんかしらんけどこういう人の思考は明治から始まっていて、明治以前の日本についてなにも知らないんですよね。
「いやいや日本は何千年も続く神の国であって」とか言い出す人もいますが、その神と明治からの神が違うのを知らないので本当に困ります。
(最近講談社新書ですごくわかりやすく古代神道と明治神道の違いを説明してるものがあるんで読んでほしい。ホンモノの神職の方だってごっちゃにされて困ってるんだよ。そして日本に信仰がないのも明治神道が原因なんだよ)
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で、この抜粋の「一握りしかいなかった武士の生き方を理想として『耐える事が美徳である』とした」ってのがまったくそうだよなあと思いました。
自分ちは鎌倉時代から農民だし、日本人のほとんどは祖先が農民なんだよ。
たしか江戸時代の士農工商制度の割合、70~80%は農民です。
で、小中高と江戸時代、農民は重い税を取り立てられていてタイヘンだったよーと教えられてきているんだけれども、江戸時代の歴史考証してる本を読むとそうでもない。
税の取り立てが厳しいと思えば農民はちゃんと訴えるし、訴えられた武士はそれを恥じ入るのが当たり前だったという指摘をする人もいる。
身分の違いはあっても武士は「農民に食わせてもらっている」という立場を忘れなかったらしい。
身分を越えて結婚することはできないけど、江戸以前の恋愛はマジでフリーだったので(男女どっちも可能、おおらかすぎてここで説明できないレベル・でも古来の神道の考え方らしいっちゃらしい)、それでよかったらしいし。
ですから明治になり、一割しかいなかった武士の、しかもテキトウな部分だけ寄せ集めて「これが美しい大和魂ですよ!」としちゃったのが日本の間違いの始まりなんだなと思いました。
武士は、耐える。
武士は、涙を見せない。
喚いたり嘆いたりするのはとても恥ずかしいこと。
そんな「大和魂」が今も日本人の心にはびこっている。
どんな酷い目にあっても「命があるだけ儲けものです」「ありがたいです」「がんばります」と言わなければならない被災者。
なんで被災者は「きれいなひさいしゃ」でいなきゃいけないんでしょうか?
災害に遭った外国の人が泣き叫ぶシーンが映ることがある。
それを見て「大袈裟だなあ」と私たちは感じる事がある。でも向こうの人にとってそれはごくごく当たり前のことなんです。
泣くとか喚くとか暴れるとか、人間が悲しみを整理するためにとても必要な行動。
でも被災者がコレやると、「被災者だからっていい気になんな」「美しくない」「ゴネ得非国民」とか言う奴がいるし、被災者もそう言われるの分かっているからグッと堪えて笑っている。
堪えて堪えて‥被災者のその先にあるのはなんだろう。
「周りに迷惑をかけたくない」と、誰にも相談せずにひっそりと死んでいってしまう人がいる。阪神の震災でもそうだったという。そして今もそんな第二の被害者が増えている。
それか、堪えて堪えきった人は「俺が堪えられたんだからお前も堪えろ」と他の人に我慢を無理強いするかもしれない。
で、言われて困惑する人は尋ねる。
「どうやって我慢すればいいんですか?」
「馬鹿者!!お前は日本国民であろう!!『大和魂』をもたんか!!精神を叩き直してやるそこになおれ!!」
‥(笑)。
でも笑っていられる状況でもないかもしれない。だって「大和魂」を持ち出すと簡単に信じてしまう人が結構いるはずだから。
それから「大和魂」で下々を動かしちゃえ
と考えている人もいるだろうし。よく現在の歴史を「自虐史観」とおっしゃる人がおり、逆に「そうではない」とおっしゃる人もいるんだけども、
その前に明治以前の歴史、特に民俗学から「ほんとうの日本人はなんだったのか」教えるべきじゃないのかなと思いました。
日本の歴史は武士とか戦乱に偏りすぎてるんじゃないのかな。80%いた農民の「自虐史観」とも言える。
「過ちを繰り返さないために」という大義名分はあれど、結局それを教え込まれた歴史マニアが戦国時代と幕末で熱くなるだけだもんな。
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