- 保健室の死神 9 (ジャンプコミックス)/藍本 松
- ¥420
- Amazon.co.jp
「みんな僕らを守ってくれようとしてるのに
僕はなんにもできないのか‥?」
保健室の死神9巻
藍本松・ジャンプコミックス
(週刊少年ジャンプ掲載)
★あらすじ★
常伏中学に養護教諭として赴任して来た派出須(ハデス)逸人先生は何故か顔にヒビが入っていてコワイ!!
しかしハデス先生の使命は生徒にとりつく「病魔」を倒すこと。
狂愛(マニア)率いる「解放団体Sicks」が常伏町の「普通」を壊しにやって来た。しかも肝心のハデス先生はマニアに「忘失」の力を使われ全く力を出すことができない。先生はどこへともなく失踪してしまった。
それを知ったアシタバは‥?
コワイようで愉快痛快、学園ホラーコメディ。クライマックス直前。
☆☆☆
コワイ顔のハデス先生が悩み多き中学生に取り付く「病魔」を倒す話です。恋だの愛だの将来だの、青少年の成長課程にはイロイロあり、その悲喜こもごもをコメディタッチに書いていました。
しかし8巻から突如長編に突入しまして、結局ジャンプ29号で連載は終了しました。
ハデス先生が何故病魔を吸い取れるのか、中学時代にマニアと何があったのか等、物語の核心に挑む話ではあるんですが。
それまでのコメディ路線で一定の人気が集められて来ていたのに、何故わざわざバトル長編をやらなければならなかったのか。それまでの長編もコメディ短編に比べると人気なかったはずだった。
しかしジャンプの連載は「長編」をやってみて人気が保てないとその後続いていけないようです。銀魂とSKETDANCEもシリアス話で読者が逃げなかったから今があるのでしょう。
なにしろ「Sicks」のキャラがあまりにも中二病、エロスはまだ幼いからいいとしてプラグマの能力「損得勘定」はわかりにくい上にめだかボックス等に比べると物足りない。
メインはハデス先生とマニアの戦いですから、「Sicks」のメンバーをエロスとストーゲぐらいに絞ってよかったのではないかと思います。シックスじゃなくなるけど。
そしてハデス先生が見つからなくなって思い詰めたようにアシタバが動き出しますが、もっと前から生徒が介入すべきだったろうなと。子供達がエロスと戦う話は面白かったです。
ところで一番最後に番外編としてお正月の話が入ります。これはジャンプ5・6合併号に掲載され、当時は本編だったものです。ですからその後のナンバリング「第●診」は本誌と一つずつズレています。
なんで番外編になったんだろーなと思いましたが、9巻はずっとバトルでしたから入っていて和みました。ちゃっかりしつつ筋が通っている美作の活躍が生きている話です。
最終巻には増刊の完結編が加わります。普通のコメディを希望します。そしてこの巻で一番残念なのは安田貢広がいなかったことです(笑)。
漫画ブログ
週刊少年ジャンプランキング
