高校球児 ザワさん 7 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)/著者不明
¥550
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「『キャッチボール』ってよく
心のふれ合いの象徴みたいに描かれてるけど
そんなんじゃねえ。」


高校球児ザワさん7巻
三島衛里子・ビッグスピリッツコミックススペシャル
(ビッグコミックスピリッツ掲載)


★あらすじ★

都澤理紗、日践学院高校野球部唯一の女子。女子マネではなく、「部員」です。通称・ザワさん。

男子と一緒に日々野球部のキビしい練習に耐え、一緒に走り、一緒に制裁も受ける。彼女が目指すものは一体何なのか?‥そんなシリアスな話ではなく、いろいろ「緩い」ザワさんと、見守る男子など周囲がほほえましい日常漫画。

バスケ部の高田くんがザワさんに告白した!!ザワさんの答えはいかに。
そして体育祭部活対抗リレー、「ザワも入れてやれ」という監督の発言に、野球部一年が困惑する。
ちょっとだけ揺らぐ7巻。


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花村と守口のなんともいえない男の対立はまだまだ続いています。花村には花村の言い分があり、でも言わない。守口は自分の足りなさを花村にぶつけている感じですね。
そんな中、守口にも彼女が出来たようで彼もザワさんから降りたようです。

花村はいい男ですね。「最初っからできねーと思ってる奴は許せねぇ」ってやつが。
だけど花村は小さいときそれで人間関係にぶつかり、うまくやり過ごすスキルを身につけました。
「おおきく振りかぶって」の阿部は壁にぶつからなかった花村、ってとこでしょうか。
一方、守口は本当に「等身大」の高校生ですね。冒頭のモノローグのように、ザワさんを語る役はだいたい守口です。


さて7巻は7回も話が続く「体育祭」がメインです。
毎年「部活対抗リレー」があり、他の部は裸になって走るなどテキトウなのですが、野球部だけは歴代一位を守らなければならないらしい。しかもそれは一年生の仕事らしいのです。
コーチの話からすると、まだ殆ど試合に出られない一年の見せ場であり、一年の団結力を試すイベントとして設定されているみたいですね。

ところが監督がいきなり「ザワも入れてやれ」と言い出すのです。
テキトウにやっている部があるとはいえ、他の部は三年生が揃っています。ただでさえハンデがあるのに女子のザワさんを入れなきゃいけない‥

花村を始め一年は悩んでしまう。ですが当のザワさんも顔には出さないけどいろいろ考えたでしょう。体育祭前に兄の耕治から「そうやってこの3年間、『頑張ったけど出来ませんでした』って顔してやってくの?」と言われたり。あれはなんとも言えない。

体育祭の結果はアレで野球部はアレなわけですが、ただ「ザワさん」という漫画は時間軸がめちゃくちゃで、今まで春夏秋冬ごちゃごちゃに話が来てるんですよね。もし次巻で「何か」動きがあったとしても、それはまたうやむやに流れていくのかなあと思ってしまうのです。

次巻を読んだあと全巻読み返すと「なるほど!」と思うような状態になったら、この作品は神作品になります。

いや‥そうなるとはあまり思ってないんですが‥どうかな‥

最後に、相変わらず長谷川が素晴らしいです。

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