黎明のアルカナ 7 (フラワーコミックス)/藤間 麗



¥420

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「わからないものですね
‥一見辛いように見える道でも
歩み方ひとつで暗い未来にも
明るい未来にも繋げられるのだわ」


黎明のアルカナ7巻
藤間麗・Cheese!フラワーコミックス
(Cheese!掲載)


★あらすじ★
北にセナン、南にベルクート。小さな島に二つの国があり、いつもいさかいを起こしていた。
休戦するためセナンの第一王女ナカバはベルクートの第二王子シーザに嫁ぐ。しかし、王族のはずのナカバは血のような赤い髪をしていた。

ナカバは過去と未来が見える「刻のアルカナ」を持っていた。自分の境遇と、重く沈んだこの世界を変えるために立ち上がる。
仲良くなったレミリアが死んでしまう予知をしたナカバが未来を変えようとした結果、シーザの兄カインを殺してしまった。
「この力はなんのために?」大罪を犯したため、一行はナカバの故郷、セナンへ逃げることに‥?!


☆☆☆

半獣半人を奴隷として働かせ、黒髪を持つ者だけが王侯貴族として君臨している世界。
現代にも通じる深く暗い「差別」を扱った物語です。主人公のナカバは母親が駆け落ちしたために王族でありながら真っ赤な髪を持っています。嫁いだ先でも王族たちからひどい仕打ちを受けることに。

そのかわり父親の能力を受け継いだナカバは過去と未来を見ることができる。ところがナカバは従者ベリナスの妹、レミリアが殺される予知をしてしまうのです。

彼女を死なせるまいと尽力した結果、レミリアを殺そうとしたカインがシーザに刺されてしまいます。

ロキはナカバに「未来を変えるというのはそれだけの代償がいる」と告げます。

早くもアルカナが絶対ではない事がわかってしまいました。自分としては王家の紋章のようにもう少し無敵の力でもいいかなあと思ったんですけど‥4巻あたりの爽快感が続いてほしかったんで。


セナンへ逃げるしかなくなった一行ですが、さらにまた違う場所へスポーンと飛んでってしまいました。
「彼」との再会はもっと後だと思ったんですが、面白いフラグが立ったのでよしとします。これが未来に繋がるかもしれませんし。


で、冒頭のセリフはナカバにとって大事な人のセリフです。
そしてとても、優しい言葉だと思いました。まだナカバが自分で道を切り開けないと思い込んでいた時点でも、運命はすでに動いていたのですね。

「彼女」がいつまでも元気でいてくれたらと思うのですが、彼女さえいなければ‥と考えてしまう人もいそうなので心配です。

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