ヤンキー君とメガネちゃん(23) (少年マガジンコミックス)/吉河 美希



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「この学校に 来てよかった‥!!」


ヤンキー君とメガネちゃん23巻
吉河美希・マガジンKC
(週刊少年マガジン掲載)


★あらすじ★
足立花は優等生に見えるが実は天然でケンカ最強。ヤンキーだけど結構真面目な品川大地を振り回しながら、学園生活を楽しんできました。

正月を境に皆の前から消えてしまった花。しかし「殿大に行けば会える」と信じて品川は無事に合格する。

それぞれの進路が決まれば、やってくるのは卒業式のみ。生徒会のメンバーはどんな思いなのか。そして、花は戻って来るのか‥?!

ケンカ・行事・勉強・恋愛なんでもあり、まさにおもちゃ箱学園コメディー。感涙の最終巻。


☆☆☆

ヤンキー漫画だったのに生徒会を運営するようになってから充実の学園ライフを繰り広げてきた「ヤンメガ」もついに終わりです。
私は紋白高校という「ヤンキー校ではないがとりたてて特色のないフツウの学校」が大好きでした(不良枠はあったけど)。
とかく「学園モノ」となると舞台は名門、行事をすればなんか競うし、生徒会の連中は優秀だけどナイーブさんだらけ(青筋学園はこれに近い)。
本来「学園モノ」とは少女漫画の領域ですから、そちらからすれば学校は夢のような場所じゃないとイカンのかもしれません。逆に少年漫画の舞台は女の子も逃げ出す不良校(揚羽はこっち)。

しかし、キラキラのセレブ校もヤンキーだらけの学校もそんなに存在しません。「学園まんが」と銘打っておきながらリアリティもクソもない(漫画ならではの面白さはあるが‥グリーンウッドから一歩も変わらないセレブ校少女漫画は飽き飽きしている)。

どちらでもない、なんでもない紋白高校。だけど日本のどこにでもある学校。
品川は卒業式の答辞で涙を流してしまいます。花と出会ってからの思い出が次々と溢れてきたからです。
私も紋白高校はとても素晴らしい学校だと思います。ただし、これは品川と花がいたからだったんだなと。
学校はそこにいた生徒によっていかようにも変わるんだよと、吉河先生はいいたかったのかもしれません。



しかし、最終回まで読んでもやはり「何故だったんだろう」とモヤモヤする事が一つあります。多分ヤンメガを読了した方は誰もが思った事ですよね。
あとがきで先生ご本人が解説していますが、「それはわかるけど花に酷くないか?結局は品川一人が主人公だったの?」と思ったりしました。


ただ、私は今でもうっかりと高校生に戻っている夢を見ます。
学校へ行こうとしたら体操着を忘れていたり、学園祭の準備をしているのに時間が足りなかったり。

なんで今でも見るんだろう?
たまには学生に戻りたくなるからでしょうか。学校がそんなに好きなんでしょうか。

そんな姿が「足立花」に託されたのかなと思いました。


しかしこれで「ヤンメガ」とお別れか‥品川も花も千葉も和泉も凜風も、雫もマコトも練馬も香川も北見もアンナも長野&松本も‥みんな会えなくなっちゃったんだな。
本当に大好きでした。
こんなにいいキャラが詰まった作品はなかなかお目にかかれません。
ドラマも一生懸命見ました。先生、ありがとう!!

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