- かみかみかえし(1) (講談社コミックスなかよし)/遠山 えま

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「いつも 鉄格子のない空を見たかった
本じゃない世界をみたかった
自由に‥なりたい」
かみかみかえし1巻
遠山えま・なかよしKC
(なかよしラブリー掲載)
★あらすじ★
神束ましろは16才だが、13年間小さな部屋に閉じ込められている。体も13年そのまま。
神束家は神様を代々の女子の髪に宿して守っていた。分家のましろが儀式を見てしまい、ましろの髪から神が出てくるまで外に出られないという。
唯一お世話をしてくれるはやては「ずっとましろを守る」と言っていたが、彼が特殊な櫛で神を封じていたと知ってしまう。
ましろが絶望の中「外に出たい」と願った瞬間、ましろの身体が成長し、髪の中からヒノカグ(神)が現れた‥!!
なかよしの大人気作家遠山えまが増刊で描く和風ファンタジー。
☆☆☆
遠山えま先生は幼年誌の中で某T先生よりも総合的に上ではないか?と私は見ています。初連載「ゴックン!ぷーちょ」はなかよしを講読するきっかけになりました。
絵は上手いし、変なモノローグはないし、主人公も自己中ではありません。
しかし遠山先生は4コマ雑誌等でも精力的に活躍し、一体いつ寝てるんだろう?と思っています。
そして増刊の「なかよしラブリー」でも連載を始めてしまいました。増刊はさすがに買わなくなったのですが本誌に番外編が掲載され「自由にやりすぎじゃないかな」と心配になりコミックスを買いました。
少女漫画家さんは人気が出てしまうと担当さんがネームのダメ出しをしなくなるのか、作家さんの「趣味」に走る事があります。とくにファンタジー系が好きな人の作品は自由になりすぎてしまうんです。某T先生の前作品は学園モノでしたが、目も当てられない無茶苦茶さでした。
そんなわけで心配した「かみかみかえし」ですが、‥本編は普通に面白いです。本誌に掲載されても人気は出るでしょう。
むしろ「わたしに××しなさい!」の方がラブシーンを強要されてるのかもしれません。
遠山先生はどこまでの自由が一般に許されるのか自分でわかっているようです。
主人公が幼児体型とか、ちょっとアブない世話役とか神様とかオタ要素はバリバリですが、主人公が結構酷い境遇だったり伯母と従兄弟が深い憎しみを抱いていたりとバランスはとれています。
とくに従兄弟のみどりがましろを憎む理由は、今後の展開に大きく影響すると思われます。非常に気になるところです。
もしかするとあの子がアレかもしれませんが。
「なかよしラブリー」は年に4回程の増刊です。次巻が発売されるのは来年だと思いますが、内容からして長編が予想されます。
「×しな!」より続きが気になってしまいました。もし先生の体力が続くなら、一回に100Pくらい掲載してほしいかも。
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