スターダスト・ウインク 6 (りぼんマスコットコミックス)/春田 なな



¥420

Amazon.co.jp



「幼なじみだよ
恋人じゃないけど
恋人なんかよりずっと仲よしだから」


スターダストウインク6巻
春田なな・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


★あらすじ★
どうも。古城杏菜、高1です!絶賛高校ライフ満喫中。
ハイッ!現在私には深刻な悩みがあります!幼なじみの颯のおかげでとばっちりくっちまったんですけど、そのせいで颯が「距離を置こう」って言い出したんです!
そりゃまあ私は日向が好きだし颯は幼なじみでしかないんだけど、何故か泣いてしまった‥そしたら日向が‥?!なにコレ、信じらんないんですけど。もうわけわかんない!!
とりあえず写真部にでも打ち込もっかなーと思ってたら、風見陽多くんを撮りたくなってきて‥?!


☆☆☆

今回も「DQNあらすじ」でいかせていただきました。大人なら軽くキレそうになる語り口が春田さんの味であり読者に支持されていることをご了承ください。
あと、春田作品は主人公が話を聞かないで妄想だけで突き進んで勘違いを起こす少女漫画の典型です。


さて春田漫画の法則からしたら杏菜とくっつくのはどう考えても颯なんですが、6巻は今までナリを潜めていた日向が巻き返しにかかります。
そして颯はほとんど出てこない。少女漫画としたら結構型破りかもしれません。

ただし日向が考えている事は杏菜からしてみたら「想定外」であろうと思いますし、読んでいるこちら側は冒頭のセリフの通りなのかなと考えます。

このセリフは日向らしいと思います。日向は杏菜と颯に比べたらずっと達観しているのでしょう。

人間関係で最高なのはなんでしょうか?
恋人とは限らない。
子供にしてみたら親がいちばん大切だし、親は子供が大事。
若ければ友達が一番だったり、恋人が最高かもしれない。
何かに打ち込んでいる人なら、師と仰ぐ人が一番なんです。
そして役割は兼ねられることもあるし、そうではない時もある。

水城せとな「ダイヤモンド・ヘッド」のラストはそんなことを考えさせてくれるものでした。

日向は自分の「最高」を見つけているんだと思いますが‥これは自分の考えすぎでしょうか。


それにしても6巻までになるとは思いも寄らなかった。ちょっと引き延ばし感が見えてきました。
春田漫画の主人公はいつも被害者ぶってんだよなあと最初のページで思ったんですよね~。颯も日向も杏菜の事を考えて行動してるのに、杏菜は隕石ぶつけられたくらいにしか思わないわけですよ。
これがりぼんで言う「女の子のリアル」なのですが、少女漫画には「リアルを超えるフィクション」が必要ではないかと思います。

それから風見陽多について。しおりやらいろいろ見てると短足なんじゃないかと思ったり、彼の「仕事」ゆえに恋とか関係ないかもと思っちゃいました。だから絢音も菜花も幼なじみのまんまなのか。
ただし、的確なアドバイスはできるかなと。

最後にスピンオフとしてマーガレット掲載された読み切りですが、望月さんの妹はムリヤリ狂言回しとして仕立てられた感じがします。彼女の脳内では物語が完成されてますが、杏菜たちから見たら‥
マリちゃんが絡んでる辺りも痛々しいです。

少女漫画ランキング