- 保健室の死神 8 (ジャンプコミックス)/藍本 松
- ¥420
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「知らなかったぜ
クリスマスってかなしいイベントだったんだな‥」
保健室の死神8巻
藍本松・ジャンプコミックス
(週刊少年ジャンプ掲載)
★あらすじ★
常伏中学に養護教諭として赴任して来た派出須(ハデス)逸人先生は何故か顔にヒビが入っていてコワイ!!
しかしハデス先生の使命は生徒にとりつく「病魔」を倒すこと。
操の父に水晶を渡した人物を探していた三途川先生は、ハデス先生たちと同級生だった荊真理也と再会する。久しぶりに常伏町に来た真理也は、町の「悪意」が異常に薄い事に気づき、仲間を引き連れて「元に戻そう」とするが‥?!
ブクログ大賞受賞!!
コワイようで愉快痛快、学園ホラーコメディ。
☆☆☆
いろいろ試行錯誤を繰り返しながら着実に人気を上げている作品です。コワイ顔のハデス先生が悩み多き中学生に取り付く「病魔」を倒す話。恋だの愛だの将来だの、青少年の成長課程にはイロイロあり、その悲喜こもごもをコメディタッチに書いています。
しかし8巻から突如長編に突入します。
自分としては経一と美作&ハデスとみのり先生がクリスマスディナーに行く「Happy? MerryChristmas」が面白かったのですが。クリスマスに男女が二人で歩いていても幸せとは限らないというなんとも笑える話です。
オイラが大好きな安田はちょっと絵を描いただけで出番終了。ここから現在まで全く出てきません。
長編が始まった時に先生は「保健室の死神『縦派』の方お待たせしました。『横派』の方はちょっと待ってください」的なコメントをしていました。
つまり今までが『横』で、映画館の話や卑川の話が『縦』なんだろうと思うんですが、この漫画の人気を支えてきたのは『横』の話だったと思います。横の話を積み重ねてきてセンターカラーも増えたわけですし。
しかも真理也率いる「解放団体Sicks」という6人組(?にしとく)、みんな病魔に罹っているのですがそれを理由にしてやりたい放題する中二病。繰り出す技も漢字にカタカナのふりがなをつける痛さです。
彼等の目的は「普通」から排他された自分を含む異端者の解放らしいです。最初から痛いなら受け入れもしやすい(そもそも好きにならない)のですが、今まで「横」の話が割と大人の視点だっただけに、何故こんな話になったのか‥
中二病的な漫画はジャンプで需要あるとはいえ、現在は中二まっしぐらの「エニグマ」と、中二を逆手にとる「めだかボックス」があり、わざわざほけしにが同じ事をしなくていいはずなんです。
それでも「縦」をやらなければならなかった先生の意図とはなんでしょう?
「横」のネタが尽きたならしょうがないというか、「そこまで」というしかない。しかし銀魂やSKETDANCEは「横」をマンネリと言われながらも貫いています。
先生は前の連載から考えると本当はシリアスな話を展開したかったのかなと思います。
でも現在ほぼ掲載順がドベで、最近打ち切りを免れた状態です。このまま長編が終わった時に連載終了になっちゃうのか‥まあ円満といえば円満かもしれませんが、自分はもう一度安田が暴走している姿を見たいです。
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