「詩人は 旅立つ
君と僕 恋することは
できない 運命だと
さいごの恋の詩 うたって‥」
オトメン12巻
菅野文・花とゆめコミックス
(別冊花とゆめ掲載)
★あらすじ★
「男は男らしく、女は女らしく!!」
父親に「女になりたい」と逃げられ、正宗飛鳥の母親は飛鳥に男らしさを強要している。しかし飛鳥は「オトメン」!!乙女ちっくなものと乙女男子に囲まれ学校生活を送っている。
行きつけのケーキ屋「パティスリー・ビオレ」のオーナーが「男だけのスイーツ教室」を開き、飛鳥たちも参加する。だがそこに飛鳥の母親が潜入し‥?!
また、オーナーからどことなく懐かしさを感じる飛鳥だが?
大人気乙女系男子漫画、感動(?)の12巻。
☆☆☆
かわいいものや乙女ちっくなものが大好き、家事も得意で気配り満点、主人公の政宗飛鳥は「日本一嫁にしたい」男子。
オトメンで悩んでいる男性に「そのままでいい」と手を差し延べる軽妙なコメディです。
パティスリービオレのオーナーが飛鳥の○○なのではないか、という疑惑が起こり、オトメンもクライマックスの直前、といった感じになってきました。
オーナーの登場はけっこう前からでしたが、伏線が出てきたのは最近だったので意外だったと思います(ドラマだと○○があの人になってましたから)。
その後「ある事件」が起こり話はまとまっていきますが、この事件がギャグなのはオトメンだからいいとしても、いらない場面が多かったかなと思います。
そちらはそちらでいいとして、今回面白いと思ったのが最後に収録されている「銀百合の詩人」の話でした。
「銀百合の詩人」は銀百合学園の伝説で、図書館のある本に手紙を挟むと、次の日ポエムが返ってきます。
「詩人」は飛鳥の担任でありオトメンの甘樫先生ですが、そろそろ卒業しようかと思った所にある手紙が届き、先生が詩人になったいきさつが回想されていきます。
正直甘樫先生のポエムは見ているこっちが恥ずかしくなるシロモノなんですが、先生が詩人になり、ポエムを志したものの切ない結末になってしまったことや、
その「繰り返し」が発生するイベントをあまり説明することなくポエムと絵で見せているのがよかったんですよね。
ホント、ポエムは「大丈夫か?!」って内容ですが‥ポエム特有の「頭でなく心で理解する」部分がうまく漫画で生きたのではないかと思います。
12巻は飛鳥とオーナーの話が中心のため、ヒロインのりょうちゃんがあまり出てこなくて残念でしたが、りょうちゃんのために作った「雄イーツ」は秀逸でした。
一つのヤマを越えたこと、作者コメントからするとあと少しでオトメンは完結すると思います。ラスボス(母親)をどう攻略するか、ミモノです。
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