ジャンク的漫画日記-110208_022054.jpg


「キリオ 君はきっと ボロボロにならなくても
色んなものが手に入ったんだろーね
それか 簡単に手に入るものだけで 満足してたか

けど それじゃ
満足できない奴だっているんだ」


シュガーレス5巻
細川雅巳・少年チャンピオンコミックス
(週刊少年チャンピオン掲載)


★あらすじ★

九島高校。「風車」とよばれる不良の巣窟。屋上の風車に名前を掲げる事がここの不良たちの目的なのだ。

椎葉岳は頂点を取るためにここを選んだ。しかし頂点に立つ「シャケ」は全てが圧倒的なカリスマ。果てしなく遠い。
一方丸母タイジ(マリモ)は強いけれど頂点に興味がない。しかし椎葉の野良犬のようなギラつきに影響されつつある。

九島の二年生達が一年生を潰そうと動き出した。二年最強と言われるキリオ(桐生陽一郎)が一年最強のシロを倒し、トレードマークのヘッドホンを奪う。
二年のウサ晴らしに対し、椎葉、卜部、マリモがそれぞれ立つ。
しかしキリオが見ているのは高い高い場所にいる、シャケ‥


チャンピオンで現在人気上昇中。新感覚すぎるヤンキー漫画。


☆☆☆

全国一千万くらいいる「乙女」の皆さ~ん!!
ドキッ☆美形だらけのヤンキー漫画、新刊です!!


チャンピオンで今大人気のヤンキー漫画です。レトリックな台詞づかい、圧倒的な筆致、相手に想像させるシナリオ‥読み手を楽しませる要素が満載、続きがいちいち気になるジャンクな漫画。
つい「これを書いている人はどんな方なのか」と、サイン会に行ってしまいました‥


二年生の千倉トオルや桐生陽一郎(キリオ)が椎葉たちに喧嘩を挑んでくる「一年狩り編」が5巻のメインです。

シロがキリオにちょっとアレな感じで攻略され、椎葉も卜部もやられていますが一年坊主の強みはプライドもなくすぐ立ち上がってしまうとこ。
お互いやられたのに三人で憎まれ口を叩いてケンカしそうになるんですが、
こちらからするとイチャイチャしているようにしか見えない仲良しっぷりです。


ですが何故、二年達がイキがる一年を倒そうとしたのか。実はただ「生意気だ」というわけではない。

風車のテッペンにいるのはあのカリスマ、シャケ。美しく強く、独自の理論を持っています。
二年のトップであるキリオも、一年の頃シャケに挑んでいました。しかしなすすべなく倒されてしまった。
それからキリオは、シャケの卒業を待つだけの生活をしていたのです。
しかし勢いある一年が騒ぎ出し、それが不愉快で潰しにかかった。

つまり、待ちに入った自分の「焦り」が歪んだ形で発露したのです。

全てはシャケがカリスマすぎるのが始まり。美しさは罪ですね(笑)。


一方、独自の「非闘争」論を持つマリモも、椎葉たちによって燃料が入り始めています。
椎葉とマリモ、強さで見ればマリモが圧倒的です。しかしマリモは平和主義。
一方主人公である椎葉はまだまだ弱いけど、無茶苦茶な闘争本能を持っているためシロや卜部も巻き込んでいます。
マリモと椎葉は「力」と「闘争本能」が二人で一つです。お互いにどちらが欠けても成立しないんですよね‥
ヤンキー漫画は主人公がどちらも持っているのが当たり前なはずなんですが、これがシュガーレスの不思議で新しいところなんでしょう。


この戦いでシャケがマリモに感謝めいた言葉を贈ります。シャケはシャケで、キリオのことを心配していた。
そしてやはり、マリモを一番見ているみたいですね‥


さて後半から秀才の周防が九島を荒らしにくる「未央高編」が始まります。ケンカなど無縁な超進学校に通っている周防なのに、九島のヤンキーを「クズ」よばわりした上、周りの秀才たちをつかって「掃除」をするというなんともいえない陰湿な戦いになります。
ただし、エクレア編でドキドキモヤモヤさせてくれたマリモの友人三田実(サンタ)が再登場。これがありがたいです。

最終ページにヒラオリがいて心が和みました(笑)。

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