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「俺は中井貴一を超えたー!!」


新・鉄子の旅2集
ほあしかのこ・旅の案内人横見浩彦・旅のお供村井美樹
IKKIコミックス
(月刊IKKI掲載)


★あらすじ★
ホアシカノコ20歳。福岡で漫画の専門学校に通いながら友達とカラオケやファミレスで遊ぶ普通の女の子。
そこに連載の話が飛び込んで来た!!ところがあの鉄オタ・横見浩彦と旅をして漫画を書くという拷問のような試練だった‥。
テンションの高い横見に戸惑いながらも「初仕事」をこなすためについていこうと奮起するホアシ。
2巻めは富山の路面電車のイベントに参加したり、「RAILWAYS」の舞台出雲へ行ったり。同行している村井さんがついに横見にキレそうになるが、村井さんにとんでもないアクシデントが?!


☆☆☆

大好きだった「鉄子の旅」。キクチ版も面白かったですが、このホアシ版も2巻で個性がはっきりしてきました。一貫してクールだったキクチさんと違い、親ほど歳の違う横見さんを一応尊敬して「そこまで好きになれる鉄道とは何か?」と頑張るホアシさんの姿はけなげ。
素直さが漫画によく現れています。


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むしろ、キクチ版にないホアシ版の良さがどんどん加速している感じです。必ず同行者が何人もいるからでしょうか。とくに村井さんはホアシさんをよくサポートし、たまに「女子旅」になったりします。村井さんがわりとカタチを好む「車体テツ」であり、ホアシさんもだんだんそちらの芽が出はじめています。

ところが「女子テツ」のはずの村井さんがフリーきっぷを落とすという大失敗をしてしまいます。自分もテツ旅行で18きっぷを落としたことがあり(その時は見つかったんですが)、本当にアレは怖いよな~と思いました。
しかしきっぷは出入りする時に見せるわけですから、一体どこにしまったらいいんだろう?と考えてしまうんですよね。18きっぷの時期は猛者が首からホルダーでぶら下げてますが。


あと、「RAILWAYS」の舞台で中井貴一さんと同じポーズの横見さんに吹きました。それでいて「駅舎好き」なので「駅舎改装してばっかの一畑はオススメじゃない」とハッキリ言っちゃうのがすごい。
小学館が製作してる映画なんだからもー少しいいこと言えばいいのに‥ただし、映画タイトルを無理矢理アレっぽくしているとこが自分的に微妙なので横見さんのマイペースさはホッとしたというのもホンネ。


しかし気になることが出てきました。富山の旅に参加している新聞記者の堀井さん、アマチュア写真家の眼目(さっか)さんとホアシさんはかなり会話したりそのキャラがどうであるかを濃密に書いているんですが、横見さんがイベント出発式に出るというのにそこを飛ばしているんですよね(笑)。

もしかするとホアシさん、横見さん自体にはすでに興味がないのかもしれ‥んがぐぐ。キクチさんは相いれないとわかっていても観察を諦めてなかったんで。
でもキクチ版はカミムラさんを挟むぐらいの少人数旅行だったからなあ‥もしホアシさんが同行者カミムラさんだけで横見さんにつきあったらどうなってしまうのかとても心配です。

そう、この漫画はいつも心配しながら読んでいるんです。若いホアシさんが変な(マニアな)方向にいかないのか、ぶっ倒れないのか、一人の時はちゃんと福岡から東京に出られるのか。

まっさらで無垢なホアシさんを「見守る」面白さもあるんですよ、これ。

休載が多いようですが学生だし福岡に住んでいるからいろいろあるんじゃないかと思います。それにこの内容を取材して描いてるんだから‥大変ですよね。

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新・鉄子の旅 2 (IKKI COMIX)/ほあし かのこ



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