
「こんな気持ちだったのに
ずっと だまって 待っててくれたのか‥?」
うそつきパラドクス5巻
きづきあきら+サトウナンキ・ジェッツコミックス
(ヤングアニマル掲載)
★あらすじ★
彼氏がいながら八日堂と浮気をしてしまった栖友日菜子。しかし彼女にはそれだけの理由があった。
大学で出会い愛し合っていた彼氏の大桑。大桑が名古屋の会社に就職し、遠距離恋愛が始まってから、幼なじみの猪狩舞が「嘘」を盾にして再び迫ってきたのだ。
大桑が変な態度をとるようになり、栖友は‥。
じりじりする大人のパラドクス。
☆☆☆
どっかの知事がよけいな事をしやがりましたが、この漫画はどうジャッジがでるんでしょうか?
この漫画の描写はリアルであり「過激」ではないです。リアルだから恋愛について深く考えさせられる。しかし、受け取り手によっては過激なものよりドキドキする。「●ロ」の区分けは本当に曖昧なのです。
とりあえず栖友と猪狩のムネの形が違う、って部分だけでもこの漫画はすごいと思います。メスの自分から見ても、大桑が猪狩のムネに手をださないのはよくわかる。それにしてもイブ発売とは‥
゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆
さて、いろいろな「嘘」が少しずつ解明されてきている5巻です。
全ては大学卒業前、猪狩舞が大桑に迫ってきた事から始まります。
猪狩と栖友は高校で出会った親友。しかし猪狩が栖友を大桑に会わせたら、大桑が一目惚れしてしまった。
猪狩としては、なんともいえない状況です。猪狩はもしかしたら大桑をそんなに好きじゃなかったかもしれませんが、そばにいた立場としては非常にキツイ。女としてポンコツなのか?と情けなくなるくらいのことはあったかも。
猪狩と大桑の関係は一回きりだったのですが、三年経って猪狩がまた大桑の前に現れます。猪狩はあの時の事を持ち出し、大桑を惑わせる。
大桑は栖友に知られたくないため猪狩の言うままになってしまう。そこから大桑と栖友の関係がギクシャクしてきます。
自分の中に後ろめたい気持ちがあると、相手も疑いの目で見てしまう‥
ところで、「嫌われても構わない」と半ばやけくそな態度をとる猪狩の気持ちはストー/カーの心理に近いです。人間は相手を「好き」か「嫌い」か「どうでもいい」か、どれかの感情をもちますが‥実は「嫌い」より「どうでもいい」とされる方が怖い。卒業から現在に至る三年で猪狩の周辺にもいろいろあったのかもしれない。大学の頃は大桑を支えていたしっかり者の猪狩だったのに。
そして「幼なじみ」で何でもわかりあっていた二人なのですが、猪狩が「ヒミツ」を握った事で優位に立ち、向こうが無抵抗だと分かったらボコボコにしてしまう‥クセや性格、全て知っているだけ余計に。
それが自分を傷つけることになるとわかっていても‥。
栖友は空気で二人の関係を知っていた。もともと猪狩から大桑を奪ったようなもの、と後ろめたい気持ちもあった。猪狩がおかしくなっていたのも知っていたんではないでしょうか。
だから栖友は栖友なりの「嘘」を八日堂と作ってしまったのです。
女性は力が弱いけれど、女性のつく「嘘」はどんな力よりも強い。
大桑は大学時代から軽くてちょっとイヤだなと思っていましたが、この事件をきっかけに成長し、好感がもてるようになりました。
ところが栖友は八日堂にもさらに「嘘」をついていましたね。
これが次巻でどうなってしまうのか、非常に気になるところです。大桑が東京に転勤するかもしれませんから‥
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