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「青葉の中にはね 『許婚』の私がいるの
藤紫様の中には『月の姫』の私がいて
白夜の中には『かぐや姫の孫』の私
琥珀や疾風の中には『戦士』の私‥
朝霧の中には『友達』の私がいる
その全てを捨てては行けないよ‥」


桜姫華伝7巻
種村有菜・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


★あらすじ★
時は平安時代。14歳の桜姫は許婚の青葉(王良親王)を好きだが‥桜姫は実はかぐや姫の孫であり唯一妖古(妖怪)を倒せる存在。帝はその力を誰にも渡したくなく、桜を田舎の館に軟禁していた。

桜姫の兄、槐が桜姫を連れ去った!!修羅幽玄殿に囚われた桜姫を奪還する為に立ち上がった青葉たち。
恋人同士だった朝霧と右京。しかし戦いのあとに残酷な結末が待っていた。

桜も、ようやく槐のおぞましい計画を知ることになる‥?!

りぼんが誇る絵師の最新作!


☆☆☆


ちょっと物足りないですね。修羅幽玄殿編はこの巻であっけなく終了してしまいます。「恋愛」シーン(あくまで主人公桜の!)が薄いため一旦戦いを中断させたのかもしれません。

自分はこの戦いで全てが分かると思っていたのですが、どうやらまだ全くの序盤であり、この物語の根幹をチラ見させただけのようです。


それがわかる後半の部分、桜姫はある場所に精神だけ閉じ込められてしまいます。
ですが一人ではなく、「誰か」がいるのです。闇からぬっと現れた手に、「爪がない」。
少女漫画だから爪をかかないモノもありますが種村さんは爪をかく人ですし、
リアルなやつを想像したらたまらなく怖いですよこのシーン。

その「誰か」の名前がわかった時、そして今までの事をまとめてみると、非常におぞましいことを槐が計画していたのがわかります。もしかすると朝霧と右京の村のアレもそうかもしれないし‥

それから何故槐がそこまでしなきゃいけなかったか。
でもそれはアンタ、妹思いとかそんなんじゃないよと思いました。
血を分けた兄弟でも憎しみあうことはあるし、実際異性の兄弟を「キモい」と思う人だっている。自分に兄貴はいませんが、槐みたいなヤツだったら全力で拒否します。


だけど何回か書いてますが、この計画は槐のわがままではなくたぶん帝が裏で手を引いているんだと思います。
「アレ」を復活させて、何がしたいのか。
それとも、ただ会いたいだけなのかもな、とも思っていたりします。

それが分かったとき桜は槐への誤解で苦しむんだろうな。
あと、瑠璃条との真剣な戦いがあると思っていましたがそれもお預け。なかなかいいキャラですから、まだ消すわけにもいかないんでしょうね。


次の巻からは新展開の模様。あの「イ・オ・ン」も収録されるらしい。とすると発売は早そうですね。


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