- 保健室の死神 6 (ジャンプコミックス)/藍本 松
- ¥420
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「本当は女子の水着が見たいくせに意地を張るな!!
我慢 ダメ!絶対!!」
保健室の死神6巻
藍本松・ジャンプコミックス
(週刊少年ジャンプ掲載)
★あらすじ★
常伏中学に養護教諭として赴任して来た派出須(ハデス)逸人先生は何故か顔にヒビが入っていてコワイ!!
しかしハデス先生の使命は生徒にとりつく「病魔」を倒すこと。
季節は夏!!プール開きでまたも希代のエロリスト安田が立ち上がる!!意外な人物と再会する林間学校編も安田に大きな変化が‥?!
あれ、6巻安田出すぎじゃね?
コワイようで愉快痛快、学園ホラーコメディ。
☆☆☆
いろいろ試行錯誤を繰り返しながら着実に人気を上げている作品です。コワイ顔のハデス先生が悩み多き中学生に取り付く「病魔」を倒す話。恋だの愛だの将来だの、青少年の成長課程にはイロイロあり、その悲喜こもごもをコメディタッチに書いています。
今回作者コメントにもありますように(というか表紙もこっそり登場)、準レギュラー安田が多数登場します。服が薄くなる夏ですからね。安田を中心に女子の水泳を見ようとする男子が病魔にかかってしまう「poolside wars」などはバカバカしすぎて本誌で爆笑しました。
ですが、自分が一番好きなのは「後ろ向き妄想少女」なんです。
ネガティブ妄想が激しくて、日常も余計な事を考えて怖がっている女子、日暮ふるえ。彼女はだんだん妄想が見えるようになり、病魔につかれているのが判明。
ハデス先生が処置してくれましたが彼女の妄想グセは変わりませんからまた見えるようになってしまいます。
そこでハデス先生はなんと、安田を呼んできてしまうのです。
全然解決にならないように見えますが、安田の妄想は(エロい方向に)ポジティブなため、日暮ふるえは安田から妄想の使い方を自然に学ぶ事になるのです。
実は自分、オンザ眉毛でニーハイの彼女がツボに入ってしまいました。しかも安田をほかの女子のように嫌がらない。
是非もう一回出て来てフラグ立ててくれないかなと思ったりしました。
それは置いといても、トラブルばっかり起こす安田が初めて役に立った回で興味深かったです。
最後の林間学校編でイグドラシルの捕獲ボトルを作っている九十九願造が前巻で大変な事件に巻き込まれた操と登場しますが、捕獲ボトルの「材料」について少しナゾが明かされます。
これのくだりは今はどうってことないのですが、後からとんでもない事態に発展しそうな仕組みになっていました。
いずれこの漫画にもバトル編が来るかもしれませんが、それのきっかけになりそうな話です。
‥といっても本誌は相変わらずコメディやってます。今ジャンプで一番面白いと思います。林間学校編では安田が非常に大変な事になっていて、「これは病魔の仕業だろうか」と思ったりしました(笑)。
それから「ハデス先生の冒険?」で刀哉の部分が丸々カットされていたというので本誌を確認しましたが‥
たしかにいきなりすっとんでいます。安田よりひどい仕打ちかもしれません。
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