なんともいえない、どうしようもない、ここにたどり着いた経緯を適当に語ります。
テキトウなのでサラッと読んでください。
それでも町は廻っている1~8巻
石黒正数・YKコミックス
(ヤングキングアワーズ掲載)
★あらすじ★
丸子商店街に存在するメイド(?)喫茶「シーサイド」。ご奉仕しないメイドが適当にコーヒーをだす店である。ちなみに紅茶はない。
主人公の嵐山歩鳥は店長のバアちゃんに誘われて(半ば脅されて)働いているが、町に起こる珍事件を解決したりさらに迷宮入りさせたりします。
同じく働くタッツンや先輩の紺双葉、幼なじみの真田‥とにかくいろいろなキャラクターが商店街を交錯する。
でも湯けむり事件があったり異世界に飛んだり、ごちゃまぜな短編シリーズ。アニメにもなって現在驀進中。
☆☆☆
自分が石黒先生の漫画に初めて出会ったのは二年前です。
そのころからチャンピオンを愛読していたのですが、巻末で「木曜日のフルット」という連載が始まりました。
正直、それまでやっていた「現代怪奇絵巻」の方がおもしれーなー‥と思ったり(この漫画を単行本にしてほしい)、チャンピオンのブラック/ジャック企画で先生がキリコ書いた時も「なんだ?!巻末で描いてるくせにやたらうめーな!!」とか思ったりしてまして‥
ですから、ヤングキングアワーズで大人気の漫画を抱えている方だと分かった時「うぇぇぇ!!ごめんなさい!!」と歩鳥みたいに謝りたい気持ちになりました。
それから罪を償うため漫画を集め始めました。ただ、それ町は古本では絶対売ってない(新刊で買えよ)。「これは本気で人気あるんだなー」としみじみしたものです。
しかもアニメになってしまい、現在杉田さんが中に入ってる森秋先生やEDの「あちょー」で爆笑しています。
今日8巻が発売されましたが、全体的な雑感は「アホな顔をした真剣な漫画」。
主人公の歩鳥は謎が大好きだけどテキトウな女の子。数学が苦手で恋愛に鈍感。思い込みがはげしくそれで手痛い目にあうことしばしば。
彼女が働くメイド喫茶「シーサイド」は本当はただの喫茶店ですが、バアちゃん以下全員メイド服を着てお客を乱雑に扱います。たぶんバアちゃんがメイドだったらウケるからメイド服着せてるだけだと思います。
ですから、全く「萌えない」漫画です。むしろ萌え漫画のアンチテーゼみたいなものです。
それよりも商店街や学校で起こる事件に隠されたなんともいえないテーマをじわっと感じさせられる、漫画好きには手応えある作品。
だからニセメイドが横行しても売れているんだなと感じます。
ただ自分はタッツン(辰野俊子)が好きじゃない。タッツンが真田に片思いしており、歩鳥と真田の仲に水を差すのがイラっとするのです(歩鳥は真田を幼なじみ以上には感じてないので平気ですが、真田がいつもかわいそうで‥)。
だから「それ町」はいい漫画ですが、好きか?と問われるとひっかかっちゃうのです。
なんでタッツン嫌いなのかな?と深く考えますと、器用貧乏で自意識過剰で女の子の全てを凝縮した感じで‥
‥同族嫌悪だな、とは思ってます。
それよりはサラっとした性格の紺双葉先輩や顔の割にまともな針原さんの方が好きなんだよね。8巻の最初に歩鳥が針原さんと街を歩く話がありますが、普通の友達関係が成立しており和みました。今まで二人だけの話を見たことなかったんで(針原さんの需要がないんだろうな‥)。
そして歩鳥と紺先輩は一緒にバカをやる「同志!!」な関係。
たぶん歩鳥とタッツンの間は友情とは言えない関係です。バイトとクラスが一緒なだけで、わかりあうことはないだろーなと思ってます。だけどつるめる程度にお互いのペースは理解してる。
「それ町」は高校生だけでなく、歩鳥の弟タケルの恋っぽい話やカードバトルの話、商店街のおじさん達の話、とにかくバラエティに富んでいます。
特にタケルのカードバトル話は実はなかなか面白い。大人である作者が子供のカードバトルを眺め、コロコロ的にせず展開させるのは見事です。
いい漫画です。漫画好きさんなら買ってソンはありません。
だけど自分にはひっかかる‥そういう不思議な漫画です。
漫画ブログ
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