ジャンク的漫画日記-101125_153152.jpg

 
「男は身勝手だからね
好きって言われたら誰からでも嬉しいし
ずっと好きでいてほしいって思うんだよ」


ちとせetc.(エトセトラ)3巻
吉住渉・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)


★あらすじ★
沖縄っ子の金城ちとせはたった一日で古谷幸翔(ゆきと)にホレてしまった。どうしても忘れられず、幸翔の住む東京へ!
しかし幸翔には清綾という彼女がいた。
諦める為に同じ祭部の赤石駿と付き合うことにしたが、ユキはある日ちとせを抱きしめ「赤石とつきあうのをやめて」と言い出し‥?!

少女マンガの巨匠・吉住渉のマーガレット連載、混乱の3巻。


☆☆☆


読み終わって「身勝手な男だな~」と腹が立ってしまいました。
清綾と「強い絆」で付き合っているにも関わらず、赤石と楽しそうにしてるちとせが欲しくて何度も何度もちとせを惑わせるユキ。マーガレットリアル読者には「ドキドキの展開?!」なんでしょうか?


冒頭のセリフはちとせの兄のものです。
男は意外に未練がましいのです。

一方、赤石と清綾も昔両想いでした。が、「絆」のせいで清綾が付き合うのを断っている。今回も一度二人は接近しますが、清綾は我慢した。
なのにユキが「ちとせと付き合いたい」と言い出す。「私は断ったのに!!」となります。


で、ついに「絆」について明かされます。アレですね、タッチの和也。岬という男の子はユキと清綾が両想いなのを目の当たりにしてショックを受けたまま、手術失敗で死んでしまいます。彼への罪悪感が二人を縛り、彼のために「つきあわなきゃいけない」という義務を勝手に背負っています。タッチは和也のためにつきあわないって感じだったけど。

ただしこんな義務、読んでいるこっちは知ったこっちゃない。「こんな想い経験したことないでしょ」と清綾に言われ黙ってしまうちとせですが、ちとせだって本来「フラー!!(ウチナー口で馬鹿)」と言っていい立場です。

吉住先生のキャラは昔から理念というか観念というか‥凝り固まったものをアクセサリーにしてちゃらちゃら言わせて「どう?」って見せ付けてるとこがある。キズナキズナ言ってるけどなんか腑に落ちません。


だからユキは飾り気のないちとせに惹かれるんでしょうね。でも、
赤石とつきあう前のちとせだったらどうだったの、という感じでもある。

お兄さんのセリフは、ユキと清綾がどんな関係であろうと根本をついています。

その点からしたら好きでも清綾を切り、ちとせと頑張っていこうとしている赤石の方がいい。
「浮気公認ってやり方、巻き込まれて傷つく奴もいるってことは覚えとけ」
自分の経験を踏まえ、これだけ言えるんだしね。

だから「エ ロ」とかいわずちとせも赤石に目を向けて欲しい。
赤石が刃物女や清綾と「二人きり」になっても気にしてない‥そんなちとせが不憫です。赤石も。
赤石はちとせをわざと近づけないためにエ ロエ ロいってんのかなあ。


それから赤石の番外編は何を意味するものだったんでしょうか。ついにちとせの相手に上り詰めた、のでしょうか。


あと、背景にメンディングテープでちとせを貼り込んでいるのか‥スプレーのりではダメなんだな‥とか、
その背景を描いているのは渥美理絵先生なんだろうか?と考えてしまいました。すごく見覚えのあるモブがいたので。

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