「ずっと一緒だったのに
今日が本当に
本当に最後なの?」
スターダストウインク4巻
春田なな・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
★あらすじ★
どうも。古城杏菜、15歳中3、恋と受験に悩むお年頃です。この前は幼なじみの颯をフッたりしました。
ハイッ!現在私には深刻な悩みがあります!実は‥私、同じく幼なじみの日向が好きらしい‥
でも日向は美術教師のマリちゃんが好きで、だけどマリちゃんは日向を遊びだとしか思ってない。ナニ、ソレ。超ムカツクんですけど!
だから日向にやめるよう言ったのに、日向は‥ああもう思い出したくないっ!もう日向と話したくない‥!!
あ、あと高校に進学できました!新しい友達菜花と仲良くなれたんですけど、彼女が言うには高校に颯の元カノがいるとか‥え、それ私じゃないよね?
☆☆☆
今回も「DQNあらすじ」でいかせていただきました。大人なら軽くキレそうになる語り口が春田さんの味であり読者に支持されていることをご了承ください。
あと、春田作品は主人公が話を聞かないで妄想だけで突き進んで勘違いを起こす少女漫画の典型です。
さて、日向の意外なリアクションで引いてしまった杏菜。驚いたことに時間は夏休みから卒業式にいきなり移動します。
あれから杏菜は日向と一回も会話していないのです。って、8月から3月って七ヶ月も隣に住む幼なじみが会話なし?
普通仲直りとかするもんじゃねぇのかと‥
しかも日向は東京の学校に合格してしまったので、卒業式を逃せば取り返しのつかないことになると颯に言われます。
だけど最低女・マリちゃんを好きだと言う日向に踏み出せない杏菜。
ここで幼なじみの三人がどうするかはヤマ場なので伏せておきますね。
そして、高校に上がった杏菜たち。
しかしこの「高校編」、卒業式の話と随分違ってしまい、笑っていいのやら困ってます。
高校には友達の瑠衣や妃、そして望月さんもいるのですがクラスが違います。不安な杏菜の前に現れたのが佐伯菜花。不思議ちゃんです。
菜花も杏菜と同じで幼なじみの三角関係を持っている模様。ただし構成は違い、日向と同じ名前を持つ風見陽多と超美人の麻生絢音。
だけど、菜花は突然「絢音が颯の元カノ」と言い出し、杏菜に元サヤを依頼するのです。
たしかに颯は昔、イケメンゆえに彼女とっかえひっかえでしたので中学が別でもおかしくないのですが、颯的には「フッた女の一人」としか認識されていない。
だけど菜花は「二人は生き別れの双子だったの!」とまで言い出し杏菜を惑わせます(笑)。信じる杏菜も杏菜というか、あまりな展開で脱力してしまいました。
おそらく菜花は大好きな幼なじみ絢音の「ために」颯と元サヤにさせ、
颯が絢音をフッた原因の杏菜に仕返ししたいという「理由」があるのですが、
本当は風見陽多が好きであり、しかし陽多は絢音が好きだろうと思っているため絢音を颯に動かせばいいと深層意識で思っているのでしょう。
菜花は絢音が好きですが、絢音が美人でパーフェクトゆえ、陽多を取り合ったら勝てないからこんなヘンなことをしてるんだろうな。幼なじみ同士で対立したくないだろうし。
ただ、杏菜がこれを知って菜花を責めたら菜花は「本当は颯が好きなのにもう一人の幼なじみを理由に『興味ない』とか言うな」と言い返すと思います。
菜花は陽多に素直になれないし、
杏菜は颯に真っすぐ向けない。
全く同じなんですよね。
つまり高校編は杏菜が颯との関係を再確認させるイベントなわけですが、
なんつーのか、
さっさと杏菜が地味に助けてくれる颯とくっつけばいいのに菜花たちによって「回り道」されているだけなんですよね。
ただ、動かされた絢音がどうなるかは分かりませんが。そして陽多も。
マリちゃんの件がなかなか読まされたので、あのぐらいのインパクトがあったらいいなと期待しています。
ところで4巻のハシラはマーガレットの番外編の宣伝と、旧作品のカバーリメイクと作画方法についてが書かれていました。
マーガレットのやつは読みましたが、意外なコが主人公で驚きましたね。
カバーリメイクは無謀な企画だなあと。
で、作画についてなんですが、誰でもぶつかる「右向きの顔の書き方」がありまして。
トレス台がなければエンピツで裏を黒くしてなぞると書いてあって‥いやいやそんなことを教えるよりもっと基本教えてやんなよと思いつつも作画を上達させて完成させるならこれが最適だったりすんだよな~と唸ってしまいました。あとネームから作画起こす時は拡大するとかも。
春田さんは未だにトレス台でひっくり返してんのか‥。
槇さんは実はジカにペン入れしているんですよね。本当に少女漫画家はいろいろいるのです。
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