ちょっとせつないけど、嬉しかったです。
ちょんまげぷりん
白鳥希美(原作・荒木源)・ベツコミフラワーコミックス
(デラックスベツコミ掲載・よみきりはちゅちゅ掲載)
★あらすじ★
18で結婚し息子の友也を授かって間もなく夫が他界、シングルマザーとして暮らしている遊佐ひろ子。夫が残してくれたカフェを経営しながらなんとかやっているのだが、ある日友也がなぜかちょんまげ帯刀の男性を拾って来てしまった!!彼はどうやら本当に江戸時代の侍らしい?!
映画化される小説をコミカライズ!
☆☆☆
何故この漫画を買ったか。自分はジャ●に全く興味がなく錦●くんと生●くんの見分けもつきません。映画も興味ないです。イロイロめんどくさいだろうから、錦●くんの写真がついているオビも外しときました。
自分は、このコミカライズを請け負った白鳥さんが大好きなんです。
白鳥さんはちゃおでデビューしました。当時から一度見たら忘れられない特殊な絵柄、小物使いや画面作りのかわいらしさで大好きになりました。しかしちゃお本誌には読み切りが二回程度載っただけ、読者の票が得られずずっと日の目を見ませんでした。一冊ちゃおコミックスが出てはいるんですが。
そのあとちゃおの新増刊ちゅちゅに移動し、ちゅちゅは月刊化したものの連載叶わないまま廃刊。そしてベツコミに移動し、今回のコミカライズを請け負ったのです。
しかし100Pのコミカライズができる実力が元々「ある」と編集部がふんだ結果です。ちゅちゅでも大人っぽい恋愛を描いてましたからね。何でも描ける器用な人なんです。漫画家はコミックスの売上が命ですから、本当によかったと思います。
‥本作を読んだ感想というか原作について言うなら、
「最近シングルマザー主人公多いな。ドラマや映画もやたらに多いし」
「夫がカフェ残すって漫画よりすごい設定」
「ラストがなあ」
って感じですね。
多分小説から読んでいる人がこの絵柄を見たらビックリするかもしれませんが、こちらとしては白鳥さんにしか書けない空の表現やファブリックの使い方に「これだよこれ!」としみじみしました。
あとちゅちゅ在籍時に描いた読み切りが二編掲載されていますが、毎回いろいろペンタッチを変えてみたり、漫画を書くことに意欲的な人だなあと思います。特に「宇宙色のナミダ」は驚いたというか、最近小学館の少女漫画を読んでいるとこういうのにぶち当たっちゃうんだよなと。
ちゅちゅが廃刊し、在籍していた作家が少コミ・ちゃお・ベツコミ・Cheeseに分散しています。しかし実力者は本当に多く、来月は少コミから杉山さんと七島さんのコミックスが発売されます。ぶっちゃけ少コミは池山田先生とくまがい先生以外みんな同じ絵柄になっちゃってる(新人さんはみんなあの先生のアシをやるのかってくらい同じ)ので、頑張ってほしいと思っています。
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