ジャンク的漫画日記-100629_103605.jpg

「おまえ おれとつきあえ」

ちとせetc.(エトセトラ)2巻
吉住渉・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)


★あらすじ★
沖縄っ子の金城ちとせはたった一日で古谷幸翔(ゆきと)にホレてしまった。どうしても忘れられず、幸翔の住む東京へ!
しかし幸翔には清綾という彼女がいて、ちとせには踏み込むスキがなかった。
ちとせと同じ祭部の赤石駿は落ち込むちとせに「つきあえ」と言い出すが‥?

少女マンガの巨匠・吉住渉のマーガレット連載、注目の2巻!!


☆☆☆


今月はマーガレットコミックスが豊作でどれから記事かいていいか悩みます。


しかし「友達ごっこ」を読んだあとこれ読むと、「子供っぽい奴らばっかりだなあ‥」と感じてしまう。

まだ大学卒業したばかりの竹内先生とベテランの吉住先生では親子程の差があり、お互いから見た「高校生」の印象が違うのは当たり前。

まだ同じ視点にいて眺めているのが「友達ごっこ」で、
子供だと思って眺めているのが「ちとせ」なのです。
だからといって「やはり若さが大切か?」といえば違います。若さに任せて描くと自己中な主人公を周りが許してしまう甘ったれた漫画になりますし、大人が気をつけて描けば冷静な洞察ができるのです。


「ちとせ」も非常に冷静に書かれていますが、「子供はこんなもの」的な扱い方が見えかくれしてるんですよね。温かみのある視点がない。

まず赤石の性格。女の子と遊ぶことには抵抗がなく、でも付き合うのはめんどくさいので彼女はいなかった。そこにちとせが現れ、ちとせのピュアさに興味を持ちます。が、「試してみたい」だけな上に性欲が抑えられず、そのまんまちとせにぶつけてちとせがビックリします。

しかも清綾を好きらしい場面があり、清綾も赤石には並々ならぬ感情がある模様。

清綾はユキ(幸翔)と「過去」に何らかの約束がありそばにいなければならないと思い込んでいるし、

ユキもその約束を守りたいのだがちとせは好みでつい手を出してしまう。


「お前ら、我慢しろよ!」と思うというか、「本来部外者のちとせがただ巻き込まれているだけ、ちとせは何のためにいるんだ」って感じかなあ。清綾が主人公でも通る話に見えます。

そろそろちとせがコトの真相を知ってブチ切れ、この漫画の主導権をとらないと何のために東京にいるのか分かりません。でもその時には話が終わるのかな。


ただ、恋愛はいつも「自分が主人公」ってわけじゃない。どんなに「ザ・ヒロイン」的なちとせでもしょっぱい目にあうことはある。

それをもう少し押し出したらこの漫画はすごくなるんですが、先生がそれを自覚してるのかは不明、自覚していてもマーガレット的には夢がないので書けないとは思います。


で、「友達ごっこ」を読んだ後だと「ちとせはクラスで何をしてるの?友達は?グループは?成績は?苦手な人いないの?クラスにハブられてる子はいないの?いたらどうしてるの?見ないふり?」ってつい考えてしまうんだな。
もしハブりがあったら主人公としちゃ正義でいたいけれど、いちいちハブりに首つっこんだら毎日恋愛で頭がいっぱいにはならないんだよね。
だからちとせはハブりはスルーだと思いますが、この漫画はハナからそれはないことになってる。そうじゃなきゃ恋愛漫画にならないから。
でもクラスで一人はハブられているのが今の学校だ‥。
当事者はイジメ漫画をいちいちよみたくないかもしれませんが。


でもユキよりは赤石だなあと思うんですが。赤石はバカだけどユキは無責任だから。

あと、やはりちとせが沖縄っ子である必要性はどこにもないですね。

ちとせetc. 2 (マーガレットコミックス)/吉住 渉
¥420
Amazon.co.jp
カプチーノ (クイーンズコミックス)/吉住 渉
¥440
Amazon.co.jp