シュガーレス 1 (少年チャンピオン・コミックス)/細川 雅巳



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「九島の上下関係は絶対だ
ショートケーキの苺 生クリーム スポンジの並びみてーに絶対だ
くつがえすことはできねえんだよ」


シュガーレス1巻
細川雅巳・少年チャンピオンコミックス
(週刊少年チャンピオン掲載)





★あらすじ★

九島高校。「風車」とよばれる不良の巣窟。屋上の風車に名前を掲げる事がここの不良たちの目的なのだ。

椎葉岳は頂点を取るためにここを選んだ。しかし頂点に立つ「シャケ」は全てが圧倒的なカリスマ。果てしなく遠い。

ところが頂点に興味ないのにめちゃめちゃ強い男・マリモがなんとなくついてきて‥?!

チャンピオンで現在人気上昇中。新感覚すぎるヤンキー漫画。





☆☆☆





チャンピオンを二年前から読んでいますが、読み始めたきっかけはスポーツ漫画が面白かったからで、ヤンキー漫画には全く興味がわきませんでした。


なんつーのですかね、女のこちらからするとヤンキー漫画というのは、


★まず激強い主人公がいて(名前が女の子みたい)、

★しかし主人公はものすごくアホで(桜木花道を想像すると近いです)、いつも食欲の事を考えていて明るいがとらえどこがない。

★そんである種の漫画には絶対女子が出なくて、色恋沙汰にはならない。

★そして超ワルい男子高(名前が乙女ちっく)の屋上に頂点になったら名前を書くのがならわしで、勉強も行事もせずにいつもケンカしている。


こんなイメージがチャンピオンをずっと読んでいてもあまり揺るがなかった。これまでにいくつもの不良漫画が出ては消えていきましたが、みんな同じだったのです‥


ところがこの漫画は、最初から冒頭の台詞が来たりして妙なのです。


他にも、

「2年の便所は2年の神聖なクソを流すためにあるんだ」

「鯉ならまだしもシャケのくせにそんな所でたなびいてんじゃねえよ!!」

「殴られるのがイヤなら最初からケンカしなきゃいいんだよ」



など、リリックではあるのですが「不良漫画にしてはうまいこと言い過ぎる」台詞の応酬。いいか悪いかは別ですが(冷静にみるとちょっと笑える)、今までの不良漫画とは違います。


そして主人公たちのビジュアル。


主人公の岳は見た目が不良っぽくないしむしろイケメン。



そして頂点に立つシャケは細面で妖艶な美形なのです。↓



ジャンク的漫画日記-Image2505.jpg




それから制服がブレザーなのも不良漫画としては新しいのかもしれない。シャケの仲間であるシロなど、オサレに着こなしている(シロは小柄で童顔、それでいてクール)。



ジャンク的漫画日記-Image2506.jpg


あ、何が言いたいかわかりますか?

是非女性に読んでいただきたいのです。

まあつまり、アレな方向です。



不良漫画は女性キャラを排除しゴツいキャラがケンカばかりするので女性はあまり読まない。

しかし作者側がむしろ女性読者を避けるよう書いていると思います。実際それが「クローズ」で成功しているし、女性読者が好む展開を混ぜたりすると「漢の世界」がブレるんだと思います。



ところが「シュガーレス」はビジュアルからして女子大歓迎な漫画なんですよね。それでいて現在チャンピオンで人気がじわじわ来ている。ある程度女々しくても大丈夫らしい。

しかも2巻から出てくるキャラがビジュアルも中身も強烈。7月には発売されるので同時に買うのをオススメします。3巻収録分では不良漫画にあるまじきとんでもねぇシーンが出てきます。(というか今出てる29号を見ていただくのが手っ取り早い!)


ですが、この漫画で謎というか不安なのが主人公の岳です。

やんちゃで突っ走って頂点に走ろうとしているのですが、明らかにマリモ(丸母タイジ)のほうが強くむしろ最強で自分の信念を持っており「何故マリモを主人公にしなかったんだろう?」と思うのです。



ジャンク的漫画日記-Image2503.jpg



しかも岳はよく気絶するというか、まともにケンカに勝てないし、現在本誌では5号くらい音沙汰無し。

マリモの人気があるからか既にマリモで漫画を引っ張っているような気がします。


まあ秋田には「エロイカより愛をこめて」という主人公がすっ飛んでしまった大作があるし、主人公が交代しても大丈夫かもなぁと思いますが。

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