続いているなぁ‥と思ったら、内容に納得。
姫ちゃんのリボン カラフル2巻
込由野しほ・水沢めぐみ
りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)
★あらすじ★
かつてのりぼん「250万乙女」に大人気だった「姫ちゃんのリボン」が現代性を取り入れてちょっと違う物語に。
魔法の国のお姫様・エリカに変身できるリボンをもらった姫ちゃんですが、リボンが破れた状態で大地に変身したら戻れなくなって‥?!
☆☆☆
現在のりぼんは売れていない!しかしどストレートな魔法ものをオリジナルで作る能力が作家にも編集にもない、というわけで「姫ちゃん」がリメイクされるハメになったわけです。
もしダメなら今頃連載が終わっていたのですが現在も元気に続いています。
たしかに読んでみると、「なかよしでやらかしたサフ●イアとは全然違って面白い」のです。面白くなっています。
1巻では現代性を求めた為にガサツでキレやすく「~ですけど」を使う姫子が気になっていたのですが、2巻は物語の「背景」に助けられていると思いました。
姫子と大地の「隠れ家」として、旧校舎が現れます(原作は古い洋館でしたが)。これからここを使って事件に対応すると思われます。不思議な出来事には不思議な空間が必要。少々レトロに感じますが、このレトロさが読者に「ファンタジー」として受け取られればいいわけです。
子供はどんな時代でも「秘密基地」に憧れる。現在のりぼんはキレイな校舎とファミレスファーストフード店を往復しているだけ。かといってファンタジー漫画はファンタジー世界に住んでいるだけでこちらとの接点がない。
いつも行き来する道をちょっと曲がれば、いくらでも世界は広がるというワクワクが大切です。
そして大地の妹がさらわれて大捕物になるイベントは原作と同じですが、これも今のりぼんに存在しないものです。
それから込由野さんやったなぁと思ったのが番外編のエリカの話です。原作姫ちゃんにはこういう話がなく、素直で優しいエリカの活躍が非常に楽しかったです。
そうそう、水沢版のエリカはしっかり者ですがあまりこちらに関わらなかったし、姫ちゃんに変装していたときはシビアなキャラだったなと‥
ポコ太がいない分、エリカと姫子の距離は近いです。1巻ではよくわからなかったですが、「正体がばれたので明日記憶が消えるかもしれない、忘れたくないけどだったら朝まで語り明かそう」と二人で決めている場面は非常によかった!
もうこの際、エリカもこっちで学生になって一緒に生活しちゃえばいいと思います。
最後に「セイ」とおぼしき人物が現れていますが‥ここいら辺から話が違ってくるような。なんか悪役いるし。
非常に面白くなってきましたが、あとはりぼんがこのノウハウをどう身につけているかだと思います。これがヒットするのもいいですが、オリジナルで良い話を作れるようになるのはいつの日か。
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