- 君に届け 11 (マーガレットコミックス)/椎名 軽穂
- ¥420
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「あたしのは全部計算だからさ
‥‥根本的にちづとか爽子とはちがうのよ
本当にやさしいのは ちづとか爽子なんだから」
君に届け11巻
椎名軽穂・マーガレットコミックス
(別冊マーガレット掲載)
★あらすじ★
ついに想いが届き、心が繋がった爽子と風早。
その影で二人を受け入れられない風早ファンと、くるみの想いがわだかまる。しかし「カゲキ派」にくるみは「爽子ちゃん以外はみんな一緒よ」と突き付ける。
一番つらいのはくるみ。爽子はけじめをつけるため会いに行くが‥?
☆☆☆
映画進行してますよね~。●浦くんのなりきれなさを見ていると、三●くんのPVなのかなと考えてしまうのですが‥
以前トイレで爽子を蹴っ飛ばした「カゲキ派」と、それをたきつけたくるみの戦いは、やって来たちづとあやねの「アメとムチ」でようやく収束します。
やっぱり「君届」のキモは二人なんだよなぁとしみじみ感じさせられる場面ですが、
千鶴とあやねは性格が違うのによくつるんでるなと思います。いや、性格が違うからこそ卒業しても続きそうな仲だなと確信するわけですが。
ちづはカゲキ派を「何もしなかった人間が爽子やくるみに文句いうな」とバッサリ斬るのですが、
あやねは「辛かったり悔しかったりするよね、意地張らないで」と彼女たちに沿うのです。
どちらも正しく適切な対処をしているのですが‥
ところがあやねは後に冒頭の台詞を何故かピンに言ってしまう。
相手に共感し、相手の気持ちを吐き出させる方法はあやねがいろいろ経験した結果身につけた行動で、確かに「計算」です。
千鶴みたいな直球なキャラクターには憧れますが、直球キャラは育った環境によるものだとあやね側の人間は思うし、「絶対なれない」と感じるのです。
千鶴みたいにかっこよくもないし、爽子みたいに純白でもない。そんな人間はどうするかって‥相手に沿う方法を身につけるしかないのです。
あやねはごくごく普通の女子だと思います。だから自分を下げるような発言をしてしまう。
だけどこのいわゆる「聞き上手」、非常に大切な要素です。努力で得たモノだとしてもあやねは自信を持っていい。
その後のピンの行動はあやねをかなり救ったと思いますが、
あやねはピンを教師とは思ってないですよね(笑)。そうじゃなきゃ言わないよ。
爽子たちはうまくいったし、千鶴と龍は秒読みだし、あとはあやねだけなんですが‥実に気になるのです。
でもくっついた側の話も重要。爽子と風早の初デエトは「勝手にやってろ!」なんて思えないんですよね。
イチャイチャの反感が怖いから他の恋愛漫画はすぐ敵キャラが出て来て恋のバトルと愛のインフレを起こす。
君届は純粋さが命。恋愛を恥ずかしがったり茶化さないからムカつかないんだろうな。
続きがそのまんま本誌で読めますが当分は安定しているんだろうなと思います。なにしろ爽子と風早はチッスもしてないんですからね!
