ジャンク的漫画日記-Image2475.jpg

これ読んでるとつくづくと、恋愛の不条理を感じます。


ハニカム4巻
桂明日香・電撃コミックス
(週刊アスキー掲載)


★あらすじ★
大学生の御手洗勉は叔父に頼まれてファミレスの「ハニカム」でバイトをすることになった。そこにはガンオタの湧水萌、超貧乏な鐘成律子、逆にセレブの守時規子、ちょっと小悪魔な音節舞、見守って楽しむ米斗王里、そして謎の金髪正社員の妙子など個性豊かな面々が彼を「トイレ君」と呼んで毎日バイトライフを楽しんでいます。
現在鐘成と守時がトイレ君を好きな模様ですが、正ヒロインからすっ飛んでいた萌がようやく帰還する兆し?

「一日一回はにかめる」‥か‥?日常ラブコメディ。

☆☆☆

「正ヒロインの位置にいるはずの湧水がどんどんウザイキャラになっていく」というすさまじい内容を耳にしてしまい買い揃えたこの漫画。
たしかに初っ端からガノタでちょっと勘違い系ですが、ラブコメは「最初に出て来た異性とひっつく」のが王道であり絶対。なのに湧水萌は2巻あたりから「私モテるかも」→「私魔性の女かも」と勘違いを始め、ただの笑い要員になり、この漫画の中で非常にどうでもいい扱いに。


で、「ハニカム」を読む方は鐘成か守時か?で楽しんでいるのではないかと自分は思っています。すると二人共「サブヒロイン」ですから、トイレ君がどちらかとくっついたらラブコメの常識が壊れることになり、その瞬間をしかと見届けたいと自分は思っています。

ところが萌がカイ君(あのカイにそっくり)に振られたっぽいあたりでトイレ君がフォローを入れ、どうもウザキャラから生還してきちゃいそうなのです。


自分は鐘成と守時がトイレ君にあれこれ悩んでワイワイしているのを見ていればよかったので、正直がっかりしています。
しかもトイレ君はほんわり系の女の子が好みで、守時はまだしも、湧水もタイプなので湧水がウザかろうが「カワイイ」と思ってしまう。

‥なんてか、最近のラブコメで考えさせられる不条理なのです。


自分は「絶対鐘成派」なんですよ。鐘成は貧乏でしかも貧乏性ですが、はっきりトイレ君が好きだと自覚しているのにツンデレなために(デレは見せないか)トイレ君に全くわかってもらえません。しかもトイレ君は痩せ型できつい系の鐘成はタイプじゃないし、「好かれてはいない」と思い込んでいる。

守時はトイレ君の事を好きですが自覚はまだない。湧水はまだ眼中に入れてない。
なのにトイレ君はただ「好みかどうか」だけで女の子を見ているので歯痒い想いをさせられます。オイラとしてはこの漫画のタイトルは「ハニカム」ではなく「ハガユイ」です。


最近主人公の好みが有り得ないラブコメが存在してまして、そこでサブヒロインが頑張れば頑張るほど不敏になります。

確かに、片方がいくら想っても相手がなんとも考えてなければ現実だって恋愛は成就しない。だから恋は難しい。

でも「二次元の出来事」なのですから、作者がどうにかすれば王道は崩せますし、王道を貫いたとしたらそれなりの説得力が欲しいのです。

ですから今回湧水が戻って来たからにはちゃんとオトシマエをつけるか、つけられなければまた魔性へ還っていただきたい。意味もなくくっついたら納得いきません。

といってもこの手のラブコメは誰も選ばず終わるのもセオリーですけどね‥


で、今回は寒い帰り道にちょっとした気遣いに気付いた鐘成の話がよかったですねい。

しかし、バイト仲間でいろいろイベントばっかりしてるこいつらは友達いないのでしょうか。

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