「ぷぃんさどっすたらぃだおんくえっ!!!」
SKETDANCE13巻
篠原健太・ジャンプコミックス
(週刊少年ジャンプ掲載)
★あらすじ★
久々にロマン現る!!彼女のデビュー二作目の行方は?!そしてボッスンがメル友の女の子にハマる!!恋の嵐が吹き荒れるのか?!
チュウさんの薬で透明人間になったり謎のボッシュートンだったりいい気になっていたが、最初は便意との戦いだ!!「ウンコしてえ!!」ボッスン最大のピンチ!!
‥ってアホか!!(ヒメコ調で)
☆☆☆
小学館漫画賞おめでとうございます!!
「SKETDANCE」はボッスン・ヒメコ・スイッチが「助っ人団」として学園内の事件を片付ける漫画。
昔は小学館のサンデーにこういう漫画が多かったような気がします。サンデーはコナンなどロングランしていても話のひとつひとつは3ないし4回で終わるように出来てますが(読者がいつ読んでも入りやすいように配慮している)、最近サンデーからそういう漫画が減りつつあるのです。ジャンプに対抗して長いバトルをしている漫画が増え、自分はとっつきにくさを感じています。SKETDANCEはサンデーよりサンデーらしい漫画なのです。
サンデーの新人さんたちがこの現状を把握してくれたらと思いますが‥
さて、13巻の目玉はボッスンがメル友にハマる「ユーガッタメール!」。
侍キャラの振蔵から持ち掛けられて(振蔵って半端に侍だよな~)「プリン」という名前の女の子とメールのやり取りをするのですが、彼女の性格が何気にボッスンと合うので見えない相手なのにどんどん妄想が膨らみ好きになってしまいます。
ところが「プリン」は体が大きくて引っ込み思案なコマちゃんから依頼されたヒメコなのです。ヒメコも「サムライ」名乗るボッスンのメールに「性格が合う」と感じて同じような事に。
スイッチが途中でそれに気付き、面白がって二人を会わせてしまうのですが‥
この話は自分にまさに「どっすたらぃだおんくえっ!!!(どストライクだろコレ)」でした。ボッスンとヒメコの関係は非常に微妙で、12巻の「しばらく見させてもらいます」でスイッチが指摘しているのですが、
ボッスンは器用な体質ですが他の面は幼くて恋の事はわかってない。
しかしヒメコは過去のしがらみから救ってもらった恩があり、その想いがどこまで発展しているのか分からないのです。女子は男子より大人ですからね。
なので今は微妙にヒメコ→ボッスンな関係。
ボッスンがヒメコでなく「プリン」にハマったのは、「プリン」がヒメコの性格+身体がプリンプリンでひかえめでツンデレっぽいキャラクター(これはヒメコが付け加えた設定)だからで、その特徴がボッスンの好み(ボッスンはガキなのでまだ好きなアイドルの特徴などが移行しているだけ)だったから。
「サムライ」はボッスンそのものだったんですけどね。
恋はどストライクな相手とできるもんじゃないので、別にプリンプリンじゃなくてもボッスンはヒメコを好きって事でいいんじゃねーかと思うのですが、分析シーンを話内で公開した以上は「ボッスンがヒメコを女の子として認識する話」が出てくると思います。
今の本誌の動きがソレなのかなぁと思っているんですが‥ヒメコって関西弁に紛れてるけど十分ツンデレですよね?
あと「透明人間露わる!」ですが、後書きに秋本治先生から誉められたとあり、なるほどな~と思いました。チュウさんの薬を飲んで透明人間になり調子のって外に出たものの(もちろん全裸)、思ったより薬の切れる時間が早くて一生懸命ごまかす話。
透明人間の設定はよくあることですが、上からだんだんと見えてくるボッスンを隠すためのあの手この手が立て続けで、大御所も唸ったのでしょう。大御所自身もこういうシチュエーションコメディを描きますし、自分でも納得いく・いかないを繰り返しているはず。
SKETDANCEはシリアスありラブありコメありですが、一話で笑わす回も大好きです。
ですが一方で小学館漫画賞の会場であの細川先生から声をかけられたとのこと‥つまりロマンの部分ですよね。
ロマンの出る回は非常に面白いのですが今も現役の少女漫画家の絵柄を多用しているため、もしアニメ化の計画があるなら非常に困る存在なんだろうなと思います。
だからロマンが前回から一年近く出なかったのではないかと勘繰ってしまうのです。「少女漫画家は荒野をめざす(元ネタがマニアック)」も自分としてはロマンの無茶苦茶さが足りなくて不満だったのですが、このままフェードアウトしちゃうんじゃないかと心配です。
銀魂スタッフが拾ったら問題無しなんだけどな。
- SKET DANCE 13 (ジャンプコミックス)/篠原 健太
- ¥420
- Amazon.co.jp
- ドラマCD『SKET DANCE 2』/篠原 健太
- ¥3,150
- Amazon.co.jp

