ちはやふる(8) (BELOVEKC)/末次 由紀
¥440
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「『ここにいたらいいのに』って思う人は もう“家族”なんだって
つきあいの長さも深さも関係なく」


ちはやふる8巻
末次由紀・BLKC
(BELOVE掲載)


★あらすじ★
クイーン挑戦権を賭けた東日本予選大会。「早さ」を封印した綾瀬千早は初戦を突破したが、2回戦の相手はなんと元クィーン。しかし元クィーン・山本由美は現クィーンの若宮志暢に敗北してから迷いがあり‥?!
「この漫画がすごい」オンナ編一位を獲得した、天下無敵、体育会系かるた漫画!!


☆☆☆

ああ‥表紙が千早に戻っちゃいましたね。9巻は多分周防さんだと思うんで‥肉まんくんと机くんがかわいそうです(泣)

さて8巻ですが、ネタバレしないと内容が語れないんでご注意。



☆☆☆


ぶっちゃけて千早は山本さんに負けてしまいます。
山本さんは志暢にクィーンを奪われてからすっかりやる気をなくしてしまいましたが、あるきっかけから自分が再び「挑戦者」だと思い出し、自分のスタイルが出てきます。
ここが面白いんですが山本さんは過去「モメユミ」と呼ばれたくらい「どちらが札を早く取ったか」モメて試合時間を止めるというスタイル。モメるのに慣れていない千早は「モメたくない」気持ちに捕われてペースを乱してしまうのです。
卑怯とは言わないまでもあまり気持ちいいやり方ではないのでクィーンになってからやらないようにしていた。しかし勝つためにそんな我慢は必要か?元クィーンはようやく我にかえるのです。

一方負けた千早。クィーンの座は一年遠のいてしまいました。しかし山本さんとの戦いは千早にとって大きな経験になったでしょう。まだまだ場数が足りないということです。そしてまた新しい相手とやり合った時また違うスタイルを味わなければならないのです。


さて負けた千早を「あるルール」から救った原田先生のかっこよさ(かなちゃんも惚れちゃいましたがみんな惚れるよ!)やクィーン戦本番などイベントは目白押しで息つく暇もない内容ですが、


今回も抜粋した台詞は机くんのものです。

クリスマスに千早たちかるた部はそれぞれのクラス会に行きます。それなりに皆楽しむのですが、千早は同じクラスの机くんに「部のみんながここにいたらもっといいな」と言います。そこで机くんが言うわけです。

7巻もそうですし、実は9巻に収録される部分でも机くんは千早にすごいことを言うんですよ。

「ああダメだオレ千早が好きだ」と思いながらも新の存在が引っ掛かり何も言えない太一より机くんが好きです。それに千早は美意識がおかしいのでイケメンとかそうでないとか関係ない。千早の結婚相手が新でも太一でもなく机くんでしたー、と言われても驚かないですね。むしろ掲載誌がビーラブですから有り得るというか。
なんだろ、肉まんくんはひたすら太一の側についてライバルであり親友たろうとしてますが、机くんはかなちゃんの気持ちにも沿って行動する。じつはタラシの才能あるだろとか思いました。
最近かなちゃんが「なりたいもの」の方向を決めてきましたが、机くんのこの才能はどこに行き着くのでしょう?


逆に「イケメンなのに残念」な名人・周防さんがようやく実戦に入りました。
この人いろんなところが残念な上にかるた歴がものすごく浅く、名人戦にしか出てこない。
今の状態では「かるたをナメてる」ようにしか見えませんが、「ちはやふる」でそんな浅い書き方はしないと思われます。
ただ男性なので千早は対戦できないし、新や太一はまだそこまで到達できない。
彼のプレイスタイルをブラウン管ごしでなく体感するのは一体いつなのか。意外と早かったりすんのかな‥?

あと、今回あとがきの4コマはありませんでしたが肉まんくんのお姉さんが大変なことを言い出しててびっくりです。ちはやふるのキャラクターってすごいな‥