ジャンク的漫画日記-Image2276.jpg

出た。

魔法陣グルグル外伝 舞勇伝キタキタ2巻
ガンガンコミックスONLINE・衛藤ヒロユキ
(ガンガンONLINE掲載)


★あらすじ★
かつて魔王ギリを倒した勇者と魔法使いの伝説があった。しかし、そこにうっとおしいオヤジがいたことは語られていない‥
コレモ村の少年チキはうっかり半裸のオヤジを呼び出してしまう。ヤツこそが勇者につきまといつづけたあのキタキタ親父!!モヨリ王国の王女ルータも加わり、なんとなく旅は続いている!

魔法陣グルグルでイヤがられ続けた親父のスピンオフ作品!!


☆☆☆

「魔法陣グルグル」のスピンオフ、下手をすれば二番煎じ、どうなるのかなーと思っていたらしっかり続いているし、しかも面白くなってます。

モヨリ王国の国民が石化し、それを解くためには大魔法使いガガルを倒さなければならない。主人公チキの目的はここではっきりし、話がスムーズに動いてきました。

しかし1巻の感想で指摘したように、この漫画の問題は主人公チキのキャラの薄さ。よい子すぎるのです。「グルグル」の主人公ニケにはツッコミ力があり、スケベでしょうもなく、しかしキャラは抜群に立っていた。


ところが2巻で注目すべき部分はそのチキの変化(笑)です。

チキは洞窟でドクコウモリに噛まれてしまうのですが、毒が回ってコウモリ人間化してしまいます。

ジャンク的漫画日記-Image2277.jpg
(なんともいえないザコっぽさ!!しかしそばかすはザコの証なのか?)

羽がついてとべるのですが、「一人称がオイラ」「語尾がヤンス」「キタキタ親父をオヤブンと呼ぶ」「やかましい」「敵が現れると真っ先に飛び出す」‥

まるで昔の子分キャラなのです。(ど根性ガエルなどにもいましたよね、赤いハチマキ?つけてたの)
子分キャラとは衛藤先生からすると「命知らずの鉄砲玉」で「前座」。少年漫画にはたくさんいますよね、主人公の強さを際立たせるために先に出ていって敵にボッコボコにされる超脇役。死ぬこともある(そして「これはクリリンの分」になる)。

キャラとしては立っているのですが「絶対に主役になれないキャラ」ですから恐ろしい。
しかもすぐに飛び出してやられようとする。死亡フラグが立ちまくる。
ああ怖い。

チキのキャラの薄さは衛藤先生も重々分かっていた。そこであえて「キャラは立つけど三下」にして、チキの立場を笑いに変えたというわけです。しかも「キャラが立ってもいいことばかりではない」と結論づけた。
これは絶妙だと思いました。

それから「軽妙な掛け合いをするコンビ」のライドとレミアが合流しているのも良いですね。二人はチキがやらない分の「ツッコミ」ができますから。


あとは「ヒダリノ村」の村人のくだりでかなり笑わせてもらいました。これぞ衛藤先生だと思います。
まだまだかなり話が続くようなので楽しみです!
魔法陣グルグル外伝 舞勇伝キタキタ 1 (ガンガンコミックスONLINE)/衛藤 ヒロユキ
¥590
Amazon.co.jp
魔法陣グルグル外伝 舞勇伝キタキタ 2 (ガンガンコミックスONLINE)/衛藤 ヒロユキ
¥590
Amazon.co.jp