「八日堂君は今まで楽しくて当たり前だよ 楽しい事しかしてこなかったんだもん
でも栖佑と彼氏は
こーいうめんどくさい やな事たくさん乗り越えて
これまでつきあってきたんだから
カンタンじゃない事なんて わかりきってた事じゃないの?」
うそつきパラドクス2巻
きづきあきら+サトウナンキ・ジェッツコミックス
(ヤングアニマル掲載)
★あらすじ★
八日堂には好きな同僚の女性がいる。栖佑日菜子、ぼんやりした感じでホラー映画が好きで、そして名古屋に遠距離恋愛の彼氏がいる‥
それでも想いは止められず、「最後までしない」事を条件に互いの恋の代用品になろうとする。しかし要求された栖佑も八日堂に‥?!
彼女の言葉は、八日堂を受け入れる態度は嘘なのか?
じりじりする大人のパラドクス。
☆☆☆
大好きな作家お二人による最新作、2巻目です。が、1巻のギスギスや「ばれてしまう不安」はあまりなく、もしや3巻で完結なのではないかと思いました。(本誌ではもう完結しているの‥?)
というわけで2巻の内容から続きを予想することはできないなと。
まず「見た目は大人っぽいのに痛々しい」丸悦があまり絡まなかったことから「不安要素」が一つ消えてしまいました。八日堂が好きで押しかけたりしてましたが栖佑との事を知ってしまうと八日堂の背中を押してしまう。これは彼女の「罪」でしょうか。
それから大栄も八日堂と栖佑の事が分かってしまうのですが冒頭の台詞を言った上で傍観・ひたすら秘密厳守の態度です。どうにかしようとは思ってないみたい。大栄は八日堂が好みではないのだろうな。
それにしても冒頭の台詞はカッコよかったですね。なんであれ彼氏のある女の子は魅力的です。だけど「うそつき~」の話では八日堂の気持ちばかりで、栖佑が本当は何を考えて名古屋の彼氏とは何をやってきたのかは絶対にわからない。
もし八日堂が栖佑を略奪でき、めでたく「彼氏彼女」になったとして今のようなふわふわした幸せは有り得るでしょうか。
結婚にこぎつける、となると話はベツだろうなと。お母様と妹が出て来て、そこで家庭の話をしてましたが‥どうだろ。
そして栖佑の態度がどこまで「嘘」なのかがわかりません。
八日堂を好きなのが「嘘」なのか、今の関係が「嘘」なのか、
名古屋との衝撃的進展が「嘘」なのか、それとも、
名古屋じたいが「嘘」なのか。
もし「嘘」がバレたとき八日堂が一番辛いのはどれだろう。
前作の「まんまんちゃん、あん。」では主人公めぐりと結婚した信玄はすぐに事故死してしまいますが、めぐりはその後彼の本心を知るまでにかなりの時間を要し、それまでひたすらに苦しみます。「本当は愛されてなかったのではないか」と。相手の口から発せられなければ真実ではないし、発しても真実ではないときがある。
めぐりは愛されていたのに彼を信じることが出来なかった。「愛されてない自分」をただ妄想しているしかなかった。
八日堂が置かれているのは「愛されているのか嘘なのかわからない」状態。愛されてないとは思わないのですが「もっと上がいる」という諦めの妄想があります。その妄想を作り出しているのは栖佑ですが、彼女は八日堂がそう思うようにけしかけてるわけではないかもしれません。
3巻でそれがみんな「言い訳」で終わってしまう‥?
自分的にはくっつかなくても互いがしゃんとすればいいと思ってますが掲載誌がヤンアニだからその結末じゃだめかもな‥
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