ジャンク的漫画日記-Image2066.jpg

りぼんの11月コミックスはビッグタイトルばかり。そこまで並べなくても毎月バラして出せばいいじゃないかと。
今回はりぼん全体のことも含めた感想になってます。


桜姫華伝3巻
種村有菜・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載)


★あらすじ★
時は平安時代。14歳の桜姫は許婚の青葉(王良親王)から都に来いといわれる。もちろん桜姫は青葉が好きだが‥桜姫は実はかぐや姫の孫であり唯一妖古(妖怪)を倒せる存在。帝はその力を誰にも渡したくなかったのだ。青葉との婚約も実は‥
月の人間の力をめぐる攻防は、桜姫の女房・淡海を妖古に変えるまでに及んだ。桜姫は大好きだった淡海を自分で斬らなければならず‥?!
そして桜姫を狙う勢力の中心は‥?!



☆☆☆

「勝利の悪魔」「スターダストウィンク」先月の「MOMO」と感想をやってきて、外から見れば「同じ絵の少女漫画」と言われるかもしれませんが、読み込めば「やはり個性は違うな」と感じます。
現在バランス的にはMOMOが一番で、話はアレだけど画面がすっきりしているスターダストウィンクも評価できます。勝利の悪魔はコマは単純なのに書き込みがしつこく、内容も読者に合わせてこないなど問題作だと思います。

で、りぼんの代表的作家種村さんのこの作品は前の「紳士同盟†」よりはずっと話がとらえやすく画面も余白を持たせているので見やすい。あと独りよがりになっていないと思っています。


しかし、この3巻を読んで桜姫を襲う「槐」が何故現れたか、その原因となる帝が何を企んだかが分かったとき‥

「これはジャンヌと同じじゃないか?」

と思っちゃったんですよね。種村さんがずっと真剣に考えている事なのかもしれませんが。

ただ、その時の帝の台詞の卑怯さが見事だったかもしれない。


あとは琥珀の幼なじみ・疾風が一回だけ人間に戻ってくれるなどサービスもかかさない。槐の見開きもよかった。エンターテイメント作家としてりぼんで役目を果たしている存在だと思います。

あとはもっと読者に寄って来てほしいなと思いますし、種村さん独特の「ノリ」が相変わらずなので、ここは他の方の作品を参考にしてもっと面白くできるのではないかと思います(しかし槙さんみたいに取り入れすぎてめちゃめちゃになるのも困る)。

種村さんの作品は注目される分批判も多い。でも自分は好きです。りぼんになかったものを取り入れてくれた人だから。ただ、何故彼女の跡継ぎが現れなかったのか。それが今りぼんがダメな理由だと思います。
だって今回たくさんコミックス買ったけど、ビッグタイトルとそれ以外との差が激しくてりぼん内で「新規開拓」ができないのですから。
ちゃおとなかよしにはドカッとうれる作品はないかもしれない。だけど平均レベルは高いのです。そして画面が非常に見やすい。4コマブームやメディア系の漫画のスッキリ感をうまくミックスできている。この時流に乗れていないのもまずいと思っています。
書き込みを頑張ればいいのは種村さんと酒井さんだけ。春田さんは書き込まないと決めて成功した。槙さんは昔書き込まなかったのに今がムダ。りぼんの新人さんは槙さんの影響が強く書き込みすぎてしまう。
早くなんとかしないと。
ベテラン松本先生の夢色パティシエールが支持されているということをもっと深く受け止めてほしいです。


桜姫華伝 3 (りぼんマスコットコミックス)/種村 有菜
¥420
Amazon.co.jp
種村有菜カレンダー 2010 桜姫華伝/種村有菜
¥2,500
Amazon.co.jp