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★あらすじ★
小学校のときにテレビで観た甲子園の応援。つばさはブラスバンドの美しさに心を奪われた。
しかし流されやすい性格のつばさは中学のとき周りにとめられてブラスバンドに入部せず、それなのに吹奏楽の名門白翔(しらと)高校に入学しいきなり高校から初心者として入部してしまう。
そこは部員のほとんどが推薦入学で、「目指すは普門館」、部活ルールもある厳しいところ。足を引っ張りやしないかと怯えるつばさに、ひとつの光があった。
それは同じクラスになった山田くん。彼も野球部の厳しい練習に耐えながら、いつもつばさに明るく「がんばれ」と言ってくれる-。つばさにとって山田君は最高のエールの送り主だったのだ・・・!
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
というわけで今まで別マを立ち読みしていたのですが、一気にネカフェで合間合間の補完をしてみました。
さすがに話題作・人気作だけあって読み応えのある漫画。心情の細かさには目を見張ります。
自分は入っていなかったけど、通っていた高校は県大会常連だった吹奏楽部がありました。友達はほとんどが吹奏楽部だったし、その厳しさも傍目でよく観ていました。
だから「よくつばさは初心者なのに吹奏楽入ったな」と思いますよ。中学に吹奏楽部がないなんてこともあるから仕方ないんだけど、つばさは中学のときただ入らなかっただけだし。
だからこそ高校から入ってわかる部活の厳しさが細部から染み渡ってきます。
入部するために風船が膨らませられないといけなくていくらやってもできなくてあせったり、楽器を持ってみたけれど音が全然でないし、同じパートの一年生・水島にいきなり「辞めろ」と言われたり…
中学と違って高校生ともなると「部活をやっている子」と「やってこなかった子」の意識の差が出てきます。
特に名門吹奏楽部です。中学では「できる人間」だと自他共に認めてきた子達ですから、つばさみたいなヒヨっ子に噛み付きたくなるのもすごくわかる。それを無視できない若さも、また高校生らしい。
多分大学生以上になったらさすがに初心者なんか出てくるわけないので、弱音を吐いたりあきらめたところで周りの人間は「そういうやつだったんだ」と軽く捨てていくのでしょうし。
そんな中でビビリだったはずのつばさがただひたすらに「甲子園で吹く」と言う目標だけでついていく姿はちょっとミラクルだけれどすがすがしいものがあります。
それには山田くんと言う一番の理解者で協力者がいるからでしょうけれど。
山田君は有望な選手でおそらく野球推薦であがってきたコ。実力があり一年の中でも特別扱いされているようですがそれを微塵にも出さずがんばっています。けれど先輩たちには及ばなくて泣いている場面だってある。
そんな弱い姿を見てつばさは、さらに自分を奮い立たせていく。
二人の頑張りがお互いを支えている姿はいいもんだし、普通の少女漫画と違って誰がほれたはれたにならないし、つばさも山田君もダサくてモサい感じがまたリアルでいいと思います。
で、この漫画全体を見ていて怖いなーと思ったのがつばさの家族です。
つばさが周りに流されやすく自分の意思がもてないようにしたのはいつもネガティブ発言ばかりかます両親のせいですよね?「無理だと思ったらやめてもいいんだぞ」「部活がすべてじゃない」とかね。今時の親ってこんなんなのかなー。つばさの反応があってこそ、この関係になっちゃったんだとは思うけれど。それに、やる気がない子がほとんどだから「うちの子もそうなんだろう」と決め付けているのか。
途中でつばさの弟がそんな両親に注意する場面があるんですけれどもね。フツーの親って怖いですね。
というわけで紹介はここまで。次の記事で本音を書きます。
