だんだんとこの漫画が少年漫画版「ふしぎ遊戯」に見えてきました。


アラタカンガタリ4巻
渡瀬悠宇・少年サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)


★あらすじ★
アカチに剣神を奪われてしまったカンナギ。革(あらた)は敵だと分かっていても、彼の臣下が殺されてしまった事でカンナギに対して揺れる‥
一方現代、門脇を喧嘩で倒したアラタだったが、門脇の憎しみは募り‥


☆☆☆

青年誌ならまだしも、少女漫画家が少年漫画に入ってこれだけ活躍できるのは本当にすごいことだと思います。あとは河下先生しかいませんから。

土壌が「今のサンデー」だからかもしれませんが‥まだまだサンデーには他の人気作が必要でしょう。他の作品に有終の美を。
絵がきついかもしれないけど田村由美先生とか来たらどうだろう。


4巻の見所は敵だったカンナギの心情が現れてくること、そして革がそれを赦す部分。
それだけでなく‥カンナギが味方になってからすっかり「ギャグキャラ」としておいしいポジションに入ってしまったのがツボりました。すごい、最強だカンナギ様。
でも渡瀬先生だとこういうキャラ軽く殺しちゃいそうなんですよね。さあどうだろう。


それから現代のアラタが門脇を追って渋谷を走るのですが、記憶を無くしたと思い込んでいる革の母親が追い掛けてビンタをするところが意外。
アラタには両親がなく親がどういうものかイマイチ掴めない。だから革の家族にもうまく接することができなかった。頬の痛みは不思議だったでしょう。
5巻収録の話も含めると、‥革とアラタは入れ代わったまま終わってしまうのかもしれません。


そして門脇。彼は何故ここまで革にこだわるのか?
だんだんと門脇を取り巻く不幸な環境が現れてきました。いじめる側ってたいがいこうなるというか‥母親がいなくて父親が偉くて‥「ライフ」の安西愛海も全く同じでしたね。わかりやすさを選んだんだろうな。

ところでふしぎ遊戯の本郷唯の家庭はどうだったっけ‥?優等生の唯に結構厳しかったかなぁ。

これから取り返しのつかない状況が待ち構えています。少年漫画でこういうのないから「繰り返し」だとしても楽しみです。