ジャンク的漫画日記-Image1934.jpg
「私だって 好きな人としたかったよ
でも私のこと本気で好きな人なんていないんだもん仕方ないじゃんっ」


モテキ2巻
久保ミツロウ・イブニングKC
(イブニング掲載)


★あらすじ★
藤本幸世、30になったけど彼女いなくてがっつけない草食系男子まっしぐら‥
しかし彼に突然「モテ期」がやってきた!!昔関わっていた女子がどんどん連絡を取ってきたのだが‥全部撃沈!!
傷心で故郷に帰ったら、中学の同級生だったヤンキー女林田尚子に出会う。
林田は情けなさ爆発の幸世に喝を入れる!!
現代の触れ合わない触れ合えない男子女子を深くえぐる衝撃の作品!!


☆☆☆

1巻の感想を書いたら何故か「モテキ 中柴いつか」「いつかちゃん」などで多数検索されまして、なんでかなあ‥?と思ったら2巻はいつかちゃん祭だったんですね。しかも表紙って、いつかちゃんエンドすら暗示させるじゃないですか。自分も彼女が1番好きです!もしや検索してきたのは‥女性か‥?


中柴いつかは撮影助手の仕事をしていて男性の職場にもまれ、着飾らない気取らないサバサバした性格。主人公の幸世とは曲や味覚の趣味が合う上にガチで会話をぶつけ合う「女トモダチ」。
しかし彼女だって彼氏は欲しい。女として見られたい。でも顔は地味、着飾ることは無頓着というかおこがましい。だから「私には彼氏はできない」と夢見ないように生きて来た。

何故彼女が幸世のダチで普通の島田に片思いしていたのかはそういう点でわかってきます。顔はフツウ、だけど仕事はマトモ、社交的だが女遊びしてなそう‥
「この人ならどーにかなるんじゃないか」という心理が働くんですよね‥
しかし島田は結婚!美しい奥さんを目の前に「やっぱり私はダメなんだ」と暖房便座にぬくもりを求める始末(笑)。

そこに‥幸世似の40男・墨田が現れて‥ああ、語るも涙!!

1巻では幸世が「童貞をドブに捨てた」いきさつが載ってましてそれも見るに涙だったわけですが‥

二人とも全く同じなんですよね。


それにしても幸世は驚きます。「女はみんな同じ」博愛主義というかサイテーの言葉を吐く、セクハラは堂々とやる、そんな40男の「墨田」。顔までそっくりなのにモテるのです!!

いやいやしかし‥男性はわからないかもしれないけど、自分はなんかわかるな。
年上の男ってある程度「安全牌」みたいなトコありましてね。同じぐらいの男子は美味しい場所知らないし本読まない映画見ない趣味が薄い、そのわりに「オレオレ」なわけです。
オジサンという生き物は世代の関係もあるけど遊び方と礼儀とタイミングを知ってる。そしていつかみたいに「自信がない」女子はオジサンの「トシがいってる」マイナス面をむしろ歓迎するわけです。

オジサンが最近若い娘さんを大量にいただいているためにアラフォーが相手にされず、だから若い男を「草食」と名付けてなじっている‥と「カラスヤサトシ」の4コマに書いてありましたね(先生が言ってるわけではない)。的外れではないと思います。


大怪我しちゃったいつかと幸世ですが、二人はかなり進展したと思います。しかし、今度は土井亜紀がやってきます!亜紀さんは連載の1番始めに出て来たわけですから、こっちもかなりエンド候補なんですよね。
夏樹さんもいるし、尚子に迷惑な時間メールしてるし、この漫画人気っぽいし、幸世は揺れっぱなしでいくんだろうな‥

‥ドラマになるんじゃないの?講談社青年コミックで売れたら「なる」でしょ。(やー‥それよりトッキューを日テレ深夜枠でアニメに‥)


あといつかの読んでいたオサレ恋愛漫画雑誌「ビ●チヤング」とか、いつかが恋愛漫画の絵柄をパッチワークするトコとかはなんとも言えませんね。後書きの叫びと共に久保先生がバッサバッサと斬ってます。

あの辺の漫画はこっち一冊読んだらもうおなか一杯じゃないかと。ずーっと恋愛漫画一本で来た作家たちが、ヘリと船描いてた女性少年漫画家から客観的に眺められていたってのがなんか‥スゲー‥先生はいつも「こんな話あるか!一割の女子以外相手にしてないだろ!」と思ってたんだろうな‥

表紙ウラも切なかったですね。確かに多いですよね。