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2巻くらいの時はどこ行っても見つからなかったですが、この漫画の支持が増えているらしく、意外にも早く買えてありがたかったです。


友達ごっこ5巻
竹内文香・マーガレットコミックス
(マーガレット掲載)


★あらすじ★
バレー部の山本が階段から落ちてケガをしたために、急遽担任からバレー部に入るよう頼まれた紫月。
運動神経抜群の紫月はすぐに頭角を現すが、何者かによって日誌を破かれるなど嫌がらせを受ける。
そして練習試合に向かうが相手の学校から拒否をされる。
紫月の「ブログ」が相手校の悪口を書き連ねたからだと言うが、当の本人はブログという存在すら知らず‥?



☆☆☆

仲良しだった繭に裏切られてイジメを受け、百合と奈美と友情を深めた「繭編」から、奈美の所属する「バレー部編」に突入し、中盤です。前巻は運動部の問題や、ルールを守る真面目な奈美との誤解→和解があったのですが、今回から「部内イジメ」が本格的になってきます。

ぶっちゃけると後輩の河瀬和華が犯人ですが、紫月の前では「かわいい後輩」を演じているので単純な紫月は疑いません。
鋭い奈美はうすうす気付いているのですが‥和華は自分の手を汚さないので尻尾が掴めないのです。

実はブログ(なり/すまし)も、和華が書いているのではないのです。

途中から山本を怪我させてしまった「いっちゃん」が出てきますが‥彼女は身体が大きく少女漫画としては珍しい風貌をしています。よってクラスではあからさまにイジメられていますが‥


現在の少女漫画では絶対書かれない「女子運動部のわけわからない厳しさ」を書いた上に、紫月とはちがって「普通にいじめられるキャラ」を出して来た。

この漫画がすごいと思うのは、イジメ(というかハブり)を綿密に分析して書いていながら作者がまだ「大学生」だということです。学生作家はたくさんいますが、少女漫画だと「自分の日常や考えている事をまんま描く」タイプばかりだと思ってました。

つい毎回マーガレットを立ち読みしたくなる展開の上手さはハンパじゃない。

しかも今回のあとがきを見てびっくりしました。

「いつも締め切り10日前に上げます。そうでないと大学の勉強が追い付かないので」

マーガレットは月2回、26+26で毎月52P以上は書きます。月刊誌より大変なのです。その分作家さんはあまりトーンを貼らない体質の方が多いのですが‥

締め切り10日前って!!

そんな律儀な作家(失礼)が存在するとは知らず、恐れ入りました‥
絵は他の作家さんに比べるとぺったりした感じですが、「無理をしない」からなのでしょう。
集英社にも「若い職人肌」がいるんだなぁ。


本誌はちょうどバレー部編が終わって紫月たちが3年になる新展開です。
前の話はあまりひきずってないし、ここから読んでも差し支えはないと思うので立ち読み、いかがでしょうか。