「ナナギは藤田さんのことわがままだっていったけど
私もきっと そんなにかわらない
これは私にとって
モモちゃんのそばにいるための資格
救世主なんかじゃない
そんな自分勝手な理由で動いている
小さくて 小さくて
小さな人間」
MOMO2巻
りぼんマスコットコミックス・酒井まゆ
(りぼん掲載)
★あらすじ★
小田切夢、貧乏暮しで期待する事をあきらめがちな女の子。そんな夢の前に小さな女の子が。ひょんなことでお近づきになったかわいいゴスロリ少女(幼児)‥モモ。
しかし口から出たのはとんでもない事実だった。
「モモちゃんは大魔王なのだ!」
モモは宇宙の軌道などを整理するために邪魔な星を破壊する力を持っていた。
現在は地球がターゲットだが、生命体がいる星では代表者を選んで「星の存在価値」があるかを試すらしい。もちろん選ばれたのは夢。条件は「二年間でモモを7回喜ばす」こと。いきなり地球の命運を託される夢。でもモモを見ていると憎めない。現在子育て(?)と地球のために奮戦中‥?!
☆☆☆
1巻の感想で「作者の趣味であるゴスロリ色があるため様子見」と書いてましたが、2巻で確信。この漫画は面白いです!(何を上から)
少女漫画が好きなくせに「少女漫画はこんなもん」というワクで見ていた自分を恥じました。
この巻でモモの付き人ナナギが夢の護衛として一緒に学校に通い始めます。付き人なのに味方なんだか敵なんだかわからないナナギですが‥外見が美形のために無駄に騒がれ、夢は困惑。
そこにナナギに一目惚れする女の子、藤田実結が現れます。夢とナナギが仲良くしているのを見て、夢にヤキモチを妬くので夢が救世主であることを明かさなければならなくなります。
しかし‥全てを飲み込んだ実結、「別に私が救世主になったっていいじゃない。私ならすぐに大魔王を喜ばせられるわ」と救世主を申し出るのです。
実結は学年一の美少女で頭もよく家もお金もち。しかも努力家で行動的。
しかし願望というものは満たされれば満たされるほど増大するもの。「救世主」という響きで「他の誰でもない私、特別な存在になりたい」となんかカンチガイし始めるのです。
夢はバイト代すらモモを喜ばせるために使わなければならない身ですから、実結みたいな存在にモモを預ける事が無難だろうと思い、「アグレッシブだな~」と彼女を眺めているのですが‥
モモを小さな女の子と見て絆を深めている夢と違い、実結は「大魔王はこんなイメージ!」「救世主という私はこんな感じ!私は絵になる」「傾向と対策を練るわ」と小さなモモを逃亡させてしまう始末。
実結というのは「特別な自分になってみんなから注目されたい」中二病というか‥特別な境遇と才能を持っているくせに欲しがるから白●社病かな。
普通こういうキャラだと、クライマックスになって主人公が頬を平手打ちして「物語の主人公気取ってんじゃないわよ!」とタンカを切るのですが、
夢は違いました。実結を責めるのはお付き二人で、夢は実結を自分と同じである、と解釈します。
それが冒頭のモノローグです。
実結はなんでも欲しがる子で、夢は欲しがることを恵まれない境遇から諦めていました。
しかし夢は「モモと一緒にいたい」と初めて欲し、それを実結のわがままとなんら変わらないと許すのです。
やー、「物語の主人公気取るな」で終わるだろうなと思ってたんで、りぼんって‥つーか酒井先生すげーなと思いました。「救世主」とは何か、まさに夢みたいに誰かを責めたりしない子が相応しいというストーリーになっています。
少女漫画で地球を救うというのはまさにこんなことだと思います。
中二病を扱うエピソードを結構見て来たけど、この解釈は対象年齢が上の雑誌でも出てこないんじゃないか?
あと、後書きで先生が「自由に書けて楽しい」と言っている姿勢が好きです。本当はそうでもないだろうし、某村某菜さんみたいにタガ外すと訳がわからない話を書くにグチる人はいるし、突き放すような後書きを書いてドン引きさせる某ようこさんみたいな人もいる。
りぼんを支えている人の中では「職人肌」です。
それにしてもちゃおの「ちびデビ」やジャンプの「べるぜバブ」、子供が魔王という設定はキラーコンテンツなのでしょうか?
私もきっと そんなにかわらない
これは私にとって
モモちゃんのそばにいるための資格
救世主なんかじゃない
そんな自分勝手な理由で動いている
小さくて 小さくて
小さな人間」
MOMO2巻
りぼんマスコットコミックス・酒井まゆ
(りぼん掲載)
★あらすじ★
小田切夢、貧乏暮しで期待する事をあきらめがちな女の子。そんな夢の前に小さな女の子が。ひょんなことでお近づきになったかわいいゴスロリ少女(幼児)‥モモ。
しかし口から出たのはとんでもない事実だった。
「モモちゃんは大魔王なのだ!」
モモは宇宙の軌道などを整理するために邪魔な星を破壊する力を持っていた。
現在は地球がターゲットだが、生命体がいる星では代表者を選んで「星の存在価値」があるかを試すらしい。もちろん選ばれたのは夢。条件は「二年間でモモを7回喜ばす」こと。いきなり地球の命運を託される夢。でもモモを見ていると憎めない。現在子育て(?)と地球のために奮戦中‥?!
☆☆☆
1巻の感想で「作者の趣味であるゴスロリ色があるため様子見」と書いてましたが、2巻で確信。この漫画は面白いです!(何を上から)
少女漫画が好きなくせに「少女漫画はこんなもん」というワクで見ていた自分を恥じました。
この巻でモモの付き人ナナギが夢の護衛として一緒に学校に通い始めます。付き人なのに味方なんだか敵なんだかわからないナナギですが‥外見が美形のために無駄に騒がれ、夢は困惑。
そこにナナギに一目惚れする女の子、藤田実結が現れます。夢とナナギが仲良くしているのを見て、夢にヤキモチを妬くので夢が救世主であることを明かさなければならなくなります。
しかし‥全てを飲み込んだ実結、「別に私が救世主になったっていいじゃない。私ならすぐに大魔王を喜ばせられるわ」と救世主を申し出るのです。
実結は学年一の美少女で頭もよく家もお金もち。しかも努力家で行動的。
しかし願望というものは満たされれば満たされるほど増大するもの。「救世主」という響きで「他の誰でもない私、特別な存在になりたい」となんかカンチガイし始めるのです。
夢はバイト代すらモモを喜ばせるために使わなければならない身ですから、実結みたいな存在にモモを預ける事が無難だろうと思い、「アグレッシブだな~」と彼女を眺めているのですが‥
モモを小さな女の子と見て絆を深めている夢と違い、実結は「大魔王はこんなイメージ!」「救世主という私はこんな感じ!私は絵になる」「傾向と対策を練るわ」と小さなモモを逃亡させてしまう始末。
実結というのは「特別な自分になってみんなから注目されたい」中二病というか‥特別な境遇と才能を持っているくせに欲しがるから白●社病かな。
普通こういうキャラだと、クライマックスになって主人公が頬を平手打ちして「物語の主人公気取ってんじゃないわよ!」とタンカを切るのですが、
夢は違いました。実結を責めるのはお付き二人で、夢は実結を自分と同じである、と解釈します。
それが冒頭のモノローグです。
実結はなんでも欲しがる子で、夢は欲しがることを恵まれない境遇から諦めていました。
しかし夢は「モモと一緒にいたい」と初めて欲し、それを実結のわがままとなんら変わらないと許すのです。
やー、「物語の主人公気取るな」で終わるだろうなと思ってたんで、りぼんって‥つーか酒井先生すげーなと思いました。「救世主」とは何か、まさに夢みたいに誰かを責めたりしない子が相応しいというストーリーになっています。
少女漫画で地球を救うというのはまさにこんなことだと思います。
中二病を扱うエピソードを結構見て来たけど、この解釈は対象年齢が上の雑誌でも出てこないんじゃないか?
あと、後書きで先生が「自由に書けて楽しい」と言っている姿勢が好きです。本当はそうでもないだろうし、某村某菜さんみたいにタガ外すと訳がわからない話を書くにグチる人はいるし、突き放すような後書きを書いてドン引きさせる某ようこさんみたいな人もいる。
りぼんを支えている人の中では「職人肌」です。
それにしてもちゃおの「ちびデビ」やジャンプの「べるぜバブ」、子供が魔王という設定はキラーコンテンツなのでしょうか?

