ジャンク的漫画日記-Image1771.jpg
ずっと気になってはいたのですが、「まんが栄養素」のシュウサクさんの感想を読んで購入決定しました。
ありがとうございます!




「現実(リアル)なぞ、クソゲーだ!」
神のみぞ知るセカイ 1~3巻
若木民喜・少年サンデーコミックス
(週刊少年サンデー掲載)



★あらすじ★
桂木桂馬、17歳。身長174センチ、体重53キロ、
好きなもの‥女子。
ただし現実には全く興味がない。桂馬の対象は二次元の女子のみ。

桂馬は一万以上のギャルゲーを攻略し、「落とせない二次元ヒロインはいない」ゲーム世界の神なのです!
彼は「落とし神」という名でネット界に名を馳せ、数々の攻略にメールで答えていたが、「どんな女でも落とせるなら攻略してほしい女がいる」という怪しいメールが‥
桂馬がOKを出した時、空から悪魔の女の子が落ちて来た!!



☆☆☆

最近のサンデーがアレなことや若木先生の絵がやたらにかわいいので「萌え漫画」だと勘違いしていたことで、人気があると聞いているのになかなか手に取れませんでした。
しかしこれは萌えというよりは少女漫画に近いラブでコメな漫画です。


悪魔の女の子・エルシィは桂馬に「駆け魂」を捕まえるよう頼んできます。
「駆け魂」は地獄から抜け出した悪人の霊魂。彼らが潜むのは女の子の心のスキマ。いずれ女の子から子供として生まれようとしているのです。追い払うには女の子の心を恋で埋め尽くすこと‥つまり桂馬に現実の女の子をオトせというのです。
悪魔たちが桂馬の「神」っぷりを勘違いしたため、
桂馬は全く興味がなかった三次元女子に関わらなければいけない。しかもうまくいかなければ首をはねられる。
さあどうする?!


‥ギャルゲーと現実は違うからうまくいくわけがないと思うのが世の常で常識ですが、主人公桂木桂馬はただのメガネオタ‥「オタメガ(クラスではそう呼ばれている)」ではありません。

是非女性にも読んでほしいなあと思ったのがこの辺です。
桂馬は一万人の二次元美少女を落としたのです。並々ならぬ執念というか無駄な浪費というか、ここまで突き抜けると現実の女子にフラグを立てて最終イベントまでもっていけたりします。もちろん現実の女の子の「わからなさ」も体験するのですが‥
そして桂馬は成績が優秀で常に論理的。わりと万能で高飛車なところが「DEATH NOTE」の月に似ています。そしてメガネを外すと実はかわいい顔をしているという必殺技つき。

すんません、桂馬はオチるキャラです。好みです。ほら、ギャルゲーでも顔だししている主人公って結構いい男だったりしますよね。

それでいてマガジンの主人公みたいに「女がほしい!ドーテー捨てたい!」とは一切思わない。数々の女の子をマジでオトしますが、あまり執着がなくまたすぐゲームの世界に入ってしまう。話がすすんでもテンションが変わらない!

この一貫した「現実の女の子への興味のなさ」がストイックでおかしく、好感が持てます。


また、妹としてそばにいることにしたエルシィには「お前は妹として設定が甘い」とか言い出すし、「現実の命がなんぞ!!積みゲームを作るぐらいならそれこそ死んだ方がマシ!!所詮血塗られた道よ‥フフフ‥」
など数々のオタ明言をぶちかます。

このオタくささがたまらないんです、これが自分の求めていたサンデー漫画なんです。
GS美神の横島は「チチシリフトモモ」、究極超人あ~るの鳥坂先輩は‥なんだっけ、わすれた‥えっと‥ロボット三等兵とか‥とにかく名言について桂馬も負けず劣らず。

だけど新しいのは桂馬がある程度イケメンで本気出せば普通にモテるだろうというとこです。


(これで桂馬が男をオトすハメになったり目にクマのある男悪魔が出て来たら結構女子が食いつくんだけどな~)

オトす女の子たちも魅力的で、オチたあと記憶をなくすのはもったいないなと思ったりします。駆け魂のせいで透明になったり分身する要素は少女漫画の領域ですし。
また、ミッションがだいたい3回分、その合間にエルシィとの生活を描いて一息いれるあたりもサンデーらしくて非常に読みやすい。

サンデーらしすぎる漫画で非常にありがたいです。


表紙とはあてにならないもんだなあ。