「大事にしろよ
恋愛と違って 友情ってのは一生もんだからな」
坂道のアポロン3巻
小玉ユキ・小学館フラワーコミックスα
(flowers掲載)
★あらすじ★
1966年。九州に転校して来た西見薫とバンカラの川渕千太郎は不思議な繋がりで半年を一緒に過ごして来た。お互いのないものを埋めるように惹かれ合う二人。
薫は千太郎の幼なじみ律子を好きだが、律子は千太郎が好き。しかし千太郎は夏に出会った百合香が好きで、百合香は‥
恋をあからさまに言い出せない時代、もどかしくも純粋な青春群像漫画。
☆☆☆
大人気漫画ようやく3巻!自分が理想としていた展開がバシバシ出てきます。
振りはいつも「予想を見事に裏切る」のですが、ここまでピタッとはまるのも気持ちいいです。
だってさ‥千太郎、やっぱりハーフでしたしね。でも1960年代に髪の毛は脱色できなかったんじゃなかろうか。誰もつっこまないから漫画の効果だと思ってました、千太郎の髪の色。
子供時代の千太郎がまさに利央でふわっふわでびつくりでした‥この漫画怖いよー!
そして薫は自分を捨てた母を探しに東京へ出ますが身を寄せようとした淳兄さんが「学生運動」に参加している‥
ベタをベタのままでいくとするなら、この先にあるのは時代が生んだ悲劇ですよね。
高校生の二人にはどんな影響が出るのでしょうか。
かといって彼らが東京で暴れるような漫画になると話は違ってしまうだろうと思うのですが‥人気が出てしまったがために長期連載も考えられるし心配です。
それにしても作者の他の作品に比べたら「坂道の~」は展開が単純です。主人公は高校生だし。モノローグは直球だし。
でも、この作品は恋を成就するのが目的でいて、本当のスジは「薫と千太郎の恋より深い友情」ですよね。
それを声高に言ったらフラワーズから追い出されます。
つか、あからさまは楽しくありません。
このぐらいの微・耽美がちょうどいいからこの漫画は大人気なんですよね。
そんでもって1970年くらいになればフラワーズの先輩たちが活躍する時代なわけですが、あの頃耽美を描いても舞台は宇宙やギムナジウム。普通の日本男児でそういうのを描こうとは思えなかったでしょう。生々しくて。
今だから綺麗に感じるんですよねぇ。
だってもしこの漫画が「大人気につき実写映画化」したら‥興ざめっすよ‥スジよりあの時代を映画にしたがる奴はいっぱいいますからね。カネになるから。漫画だから許される領域があります。
「リストランテパラディーソ」はそこんとこ絶対できないからうまいことしたなと思いますね。
で、巻末に収録されている短編・「バグズコンチェルト」。大人の女性が高校球児(ステキ坊主)と恋に落ちるとは何事でしょうか。読者層の内なる欲望のままじゃないですか(いや、自分だ)。
小学館怖いです(笑)。
恋愛と違って 友情ってのは一生もんだからな」
坂道のアポロン3巻
小玉ユキ・小学館フラワーコミックスα
(flowers掲載)
★あらすじ★
1966年。九州に転校して来た西見薫とバンカラの川渕千太郎は不思議な繋がりで半年を一緒に過ごして来た。お互いのないものを埋めるように惹かれ合う二人。
薫は千太郎の幼なじみ律子を好きだが、律子は千太郎が好き。しかし千太郎は夏に出会った百合香が好きで、百合香は‥
恋をあからさまに言い出せない時代、もどかしくも純粋な青春群像漫画。
☆☆☆
大人気漫画ようやく3巻!自分が理想としていた展開がバシバシ出てきます。
振りはいつも「予想を見事に裏切る」のですが、ここまでピタッとはまるのも気持ちいいです。
だってさ‥千太郎、やっぱりハーフでしたしね。でも1960年代に髪の毛は脱色できなかったんじゃなかろうか。誰もつっこまないから漫画の効果だと思ってました、千太郎の髪の色。
子供時代の千太郎がまさに利央でふわっふわでびつくりでした‥この漫画怖いよー!
そして薫は自分を捨てた母を探しに東京へ出ますが身を寄せようとした淳兄さんが「学生運動」に参加している‥
ベタをベタのままでいくとするなら、この先にあるのは時代が生んだ悲劇ですよね。
高校生の二人にはどんな影響が出るのでしょうか。
かといって彼らが東京で暴れるような漫画になると話は違ってしまうだろうと思うのですが‥人気が出てしまったがために長期連載も考えられるし心配です。
それにしても作者の他の作品に比べたら「坂道の~」は展開が単純です。主人公は高校生だし。モノローグは直球だし。
でも、この作品は恋を成就するのが目的でいて、本当のスジは「薫と千太郎の恋より深い友情」ですよね。
それを声高に言ったらフラワーズから追い出されます。
つか、あからさまは楽しくありません。
このぐらいの微・耽美がちょうどいいからこの漫画は大人気なんですよね。
そんでもって1970年くらいになればフラワーズの先輩たちが活躍する時代なわけですが、あの頃耽美を描いても舞台は宇宙やギムナジウム。普通の日本男児でそういうのを描こうとは思えなかったでしょう。生々しくて。
今だから綺麗に感じるんですよねぇ。
だってもしこの漫画が「大人気につき実写映画化」したら‥興ざめっすよ‥スジよりあの時代を映画にしたがる奴はいっぱいいますからね。カネになるから。漫画だから許される領域があります。
「リストランテパラディーソ」はそこんとこ絶対できないからうまいことしたなと思いますね。
で、巻末に収録されている短編・「バグズコンチェルト」。大人の女性が高校球児(ステキ坊主)と恋に落ちるとは何事でしょうか。読者層の内なる欲望のままじゃないですか(いや、自分だ)。
小学館怖いです(笑)。

