ジャンク的漫画日記-Image1622.jpg
皆様は学生時代どんな部活に入っていましたか?
卒業してから十ウン年、この漫画読んで「ええっ?!まだあんのかよ?!」と思ってしまいました。
深刻な問題です。


友達ごっこ4巻
マーガレットコミックス・竹内文香
(マーガレット掲載)

★あらすじ★
親友だと思っていた繭。紫月の偽プロフを作ってハブにし、百合にも嫌がらせ、いじめに気付いた奈美をグループから外し‥いい気になっていると思っていたら中学校で繭をいじめていた美琴が転入してきた!
美琴は「いじめている」という自覚がなく繭に変なあだ名つけたりノートを強要したりする。許せなかった紫月は美琴から繭を救ったがついに「あんたがされていたことをあたしたちもされてたんだよ!」と言い放つ。
繭は紫月に泣いて謝るが、そこへ奈美が紫月を呼び出す。
なんと、紫月を「バレー部に入れたい」という顧問からのお達しがあったのだ!


☆☆☆

「ライフ」とは違って机投げられたりカーテンで巻かれて女子トイレでゴロゴロされるようなイジメはないのですが、学生の間で流行っているプロフや裏サイトを使って陰湿なイジメが繰り広げられる漫画です。
絵の割には人間描写が細かく、しかもイジメがかなり「実践的」。これならやれると思えてしまう手法があるので心配ですが、5日と20日にマーガレットを立ち読みしたくなる非常に「ジャンク」な漫画です。

今まで「親友の裏切り」をテーマにやってきましたが人気上昇のために「新展開・バレー部編」がはじまりました。

主人公の佐久間紫月は明るくてガサツな女子。裏表もないはっきりした子です。今まで数々のイジメに立ち向かい打ち勝ってきましたが‥なんと「並外れた体力」の持ち主だったことが判明。バレー部のレギュラーが階段から落ちて負傷してしまい、いきなり紫月に白羽の矢が立ちます。

垂直跳びで70近くいっちゃうんだからちょっと化け物ですね。レギュラーの座を狙っていた部員たちは複雑です‥バレー部に誘った奈美ちゃんも‥

しかし!
バレー部にはおかしな「部活ルール」があったのです。
・長髪禁止
・スカート丈は長く
・男子と会話禁止
・ケータイに男子の名前禁止
・少女漫画所持禁止

一個でも破ると顧問に殴られる。

紫月はルールにビビりますが、読んでいるオイラだってびっくりだよ。
まあ‥強豪なら今でもあるのかなーと思いますが、昔に比べたらゆるくなっていると思っていたんですよね。

で、紫月の存在を許せない後輩・和華があの手この手でルールを破らせて紫月をやめさせようとするのですが‥
こいつはマジで酷いんですが、紫月がいなければレギュラーになれたわけです。理不尽なルールを遵守して我慢してきたのにこの結果では歪みますよ。


で、学園生活していれば傍らにある「厳しい部活」ですが、
最近の少女漫画でこれを書くことはほとんどないのです。主人公ってみんな帰宅部じゃないの、と思いますよね。
「エース!」や「月の夜星の朝」、「光の伝説」など昔はスポ根漫画がかなりあったのですが気がついたらもう見当たらない‥
むしろ幼年誌・レディース誌に配分されています。で、昔も今もスポ根漫画は練習はきついけど服装にうんぬん文句つけたりはしない。少年漫画だってそう。野球部なのに何故ボウズじゃないのかはつっこまないお約束ですよね。みんなボウズだったら書き分けできないしおもしろくないし。そして読者に「スポーツやりたい」と思わせる必要あるから厳しさは抜きたい。


しかしこの漫画は「やりたくねぇ~」と思うイベントオンパレードです。スポ根ではなく「イジメ漫画」ですからね。
でも、当たり前にあったのにわざわざ見過ごして来た事実。だからスポーツ人口も減ってるしスポーツ漫画も少ないんだよ。

自分は文化部でしたが、中学校のバドミントン部は一年生だけブルマ姿で練習しなきゃいけないとかやたらに厳しくて有名で、しかし先輩は「私たちもつらかったけどやってきた」といけしゃあしゃあ言ってた。


だからって強くなるわけでもないのにね。あの部は荒れてたよなと思い出しました。


作者もまだハタチそこそこで非常に若いのに、「友達から聞いた実話」だそうです。本誌ではもっとシャレにならないとこまでいってます。イジメの手法がひどく、毎回続きが気になってしょうがない。舞台が「汗と青春の部活」だからなおさらです。

どうかこの漫画で古めかしい部活ルールが少しでも消えてくれたらと思うばかりです。

さて、次は「楽しい部活漫画」についてやろっと。