「えすえふ」はサイエンス・ファンタジーではなくサイエンス・フィクションの略です。といっても自分もSFがなんなのかよくは分かっていませんが。
ベントラーベントラー1巻
野村亮馬・アフタヌーンKC
(アフタヌーン掲載中)
★あらすじ★
すみちゃんこと牧原澄子は「外星課」-首都圏民間警察外星生物警備課で働いている。地球外から侵入してくる生物もしくは漂着物を対処しているが、なにぶん都内に3人しかいなくて走り回る‥のも諦めてのったり働いている。
しかし文明の低い地球人だけでどうにもならないときは「ベントラーベントラー」。外星課の隠語で「外星人に処遇を仰げ」という意味。すみちゃんは上司の命令で地球在住の外星人「クタム」さんに会いに行くが‥?
☆☆☆
野村さんは07年にアフタヌーン四季賞を獲得して即この「ベントラーベントラー」をシリーズ連載開始したのですが、大好評になりシリーズではなく本連載に移行、なんとこの1巻は先月号の話まで収録してある急ぎっぷりです。振りもこうだったらいいのに。
自分も初回を見たときからやたら地球馴れしてる外星人クタムさん(画像右の青い何か)の魅力にやられてしまいました。
一言で言えば「人を食った性格」。インド人に日本語を教えてたり、岡本太郎が好きだったり、「専門家とはいえ所詮は地球人だなっ!まったくもって愚かしい!‥なーんて傲慢な台詞を吐いたほうが外星人っぽいですかね?」とか冗談ばっかりだし、事態を最小限に収めることができそうなのにしなかったり、礼儀正しいようで図々しい。
クタムさんののほほんとした行動は「わざと」なのか「ジョーク」なのかわかりませんが、すみちゃんはかなり頭を悩ませてしまいます。
そんなすみちゃんが気に入ってケータイ番号覚えたりデート誘ってみたりするクタムさんです。
なんだろーな‥そうそう、「切れすぎるカミソリにならないパトレイバーの後藤さん」みたいな感じですね。
SFだと宇宙人‥いや外星人だったら地球を侵略しないのかよ?と思ったりするんですが、そんなことはたぶんどうでもいいんでしょう。こんな小さい地球を占領してもしょうがないんですよ。
どうもうちらは映画やアニメの見すぎで侵略するしない考えたり地球中心に物事を見たりトラやウマな展開を想像したくなるクセがついている。
自分はそんな人間の常識から外れた、全然違う事象を味わうのがSFだと思っているんですが。
3話「イマジナリースケルトン」ではすみちゃんが不注意からミクロな外星物に脳を乗っ取られる‥のですが、脳を使って幻影として現れ江戸言葉で話しかけてきます。しかし、ガイコツの姿。しかもタバコを吸っている。何故?と尋ねたら‥
「あんさんの記憶の中の人物を利用するとその方の人物像を歪める事になるでやしょう?だから無個性な内骨格のイメージを利用しやした
でも骨格だけでは生命感に乏しいでやしょう?だから生きている人間しかしない喫煙をしてみたしだいで‥」
言われてみるとなるほどと思いますが、余計なお世話をしている上に的外れだったりする「おかしさ」が漫画としてのSFたらしめているのではと思います。よくここまで変なネタをたくさん考えられるなあ。
これは真面目によい作品だし大人にも薦められるし面白いと思っちゃうんだけど‥アフタヌーンを買わない方にオススメしたい本です。
ベントラーベントラー1巻
野村亮馬・アフタヌーンKC
(アフタヌーン掲載中)
★あらすじ★
すみちゃんこと牧原澄子は「外星課」-首都圏民間警察外星生物警備課で働いている。地球外から侵入してくる生物もしくは漂着物を対処しているが、なにぶん都内に3人しかいなくて走り回る‥のも諦めてのったり働いている。
しかし文明の低い地球人だけでどうにもならないときは「ベントラーベントラー」。外星課の隠語で「外星人に処遇を仰げ」という意味。すみちゃんは上司の命令で地球在住の外星人「クタム」さんに会いに行くが‥?
☆☆☆
野村さんは07年にアフタヌーン四季賞を獲得して即この「ベントラーベントラー」をシリーズ連載開始したのですが、大好評になりシリーズではなく本連載に移行、なんとこの1巻は先月号の話まで収録してある急ぎっぷりです。振りもこうだったらいいのに。
自分も初回を見たときからやたら地球馴れしてる外星人クタムさん(画像右の青い何か)の魅力にやられてしまいました。
一言で言えば「人を食った性格」。インド人に日本語を教えてたり、岡本太郎が好きだったり、「専門家とはいえ所詮は地球人だなっ!まったくもって愚かしい!‥なーんて傲慢な台詞を吐いたほうが外星人っぽいですかね?」とか冗談ばっかりだし、事態を最小限に収めることができそうなのにしなかったり、礼儀正しいようで図々しい。
クタムさんののほほんとした行動は「わざと」なのか「ジョーク」なのかわかりませんが、すみちゃんはかなり頭を悩ませてしまいます。
そんなすみちゃんが気に入ってケータイ番号覚えたりデート誘ってみたりするクタムさんです。
なんだろーな‥そうそう、「切れすぎるカミソリにならないパトレイバーの後藤さん」みたいな感じですね。
SFだと宇宙人‥いや外星人だったら地球を侵略しないのかよ?と思ったりするんですが、そんなことはたぶんどうでもいいんでしょう。こんな小さい地球を占領してもしょうがないんですよ。
どうもうちらは映画やアニメの見すぎで侵略するしない考えたり地球中心に物事を見たりトラやウマな展開を想像したくなるクセがついている。
自分はそんな人間の常識から外れた、全然違う事象を味わうのがSFだと思っているんですが。
3話「イマジナリースケルトン」ではすみちゃんが不注意からミクロな外星物に脳を乗っ取られる‥のですが、脳を使って幻影として現れ江戸言葉で話しかけてきます。しかし、ガイコツの姿。しかもタバコを吸っている。何故?と尋ねたら‥
「あんさんの記憶の中の人物を利用するとその方の人物像を歪める事になるでやしょう?だから無個性な内骨格のイメージを利用しやした
でも骨格だけでは生命感に乏しいでやしょう?だから生きている人間しかしない喫煙をしてみたしだいで‥」
言われてみるとなるほどと思いますが、余計なお世話をしている上に的外れだったりする「おかしさ」が漫画としてのSFたらしめているのではと思います。よくここまで変なネタをたくさん考えられるなあ。
これは真面目によい作品だし大人にも薦められるし面白いと思っちゃうんだけど‥アフタヌーンを買わない方にオススメしたい本です。

