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ようやく出ましたね‥


山本善次朗と申します4巻
槙ようこ・りぼんマスコットコミックス
(りぼん掲載2ヶ月分とあと80Pくらい書き下ろし)


★あらすじ★
ほたては霊が見える女の子。お父さんである善次朗ゆずりらしい。行き場をなくした幽霊と残された人間のかけはしとして、親子としての生活を淡々と綴った漫画なんだよ‥って、

いやー、ホントなんというのか、りぼんの4月号まで掲載していたのに突然休載になってしまって、結局半分が書き下ろしというりぼん前代未聞の状態になっております。ちゃおの小原ショウさん「とぅいんくるチェリー」も途中で休載し、半分書き下ろしでコミックスが出ました。

二人とも名前を雑誌に掲載すれば売れる人気作家ですから、復活してもお仕事は来ます。槙さんは3月から、小原さんは4月から新連載です。
昔は漫画家が一回心身崩すと仕事来なくなったりしていたんですけどね。つか、長期休載しなければならなくなるくらい身体がこわれる、っていうのも昔はなかったことなのかもしれません。りぼんもちゃおも人気作家には増刊の仕事が来るのでバタバタ倒れるんです。昔と違っていらん絵の細かさも求められる。身体の病気ならいいんだけどさ‥

そんなわけで3月号から新連載「勝利の悪魔」を抱える槙先生ですが、「山本善次朗」が終わるわけでないあたりも特別待遇です。5巻の中身は書き下ろしか、りぼん増刊のダシに使われると思われます。


作品についての感想ですが、槙先生特有の「しらけた空気」のまんまで人間と幽霊の心情を華美にせず怖くせず同等に書くとこが「幽霊モノ」としては角度が珍しいのですよね。普通のホラーだと身体が崩れていたり、霊が精神保ってなかったりする。
幽霊はこの世に未練があって残っている。だけどこの漫画だと若い子の幽霊はみんな、「人に理解されなかった」「恋人に許されなかった」「言いたいことが言えなかった」ぐらいで残るようです。
すると、幽霊が見える人にとってはあちこち引っ切りなしに子供の霊が見える、ということになりそうですね。
‥大変だ。
子供は(とくにりぼん読者あたりは)だいたい友達と好きな人のことで悩んでいるんだから。


りぼんは今難しい位置です。なかよしやちゃおみたいに子供向けにもできず、かといって背伸びしようとするとすぐに別マとクッキーがある。
槙先生もクッキーいけばいいのに‥というポジション。他の漫画と比べるとズレがあります。
自分も若い頃は槙先生の漫画がカッコイイと思っていたけど、ちゃおの漫画読んでいると、「昔のりぼんもこのぐらい主人公がかわいかったのに、なんであんなに無気力ぶるのをかっこよさげに表現するんだろう」と思うようになってしまったわけで‥


時代の流れなんじゃあないかな?とは思います。
だから槙先生が休んだ理由は知らないままがいいなあ。
「君届」の椎名先生はご出産ということでホッとしました。


ところで最近やたらに気になるのが、りぼんの単行本の出し方。

春田なな「チョコレートコスモス4巻」が120Pで無駄なカラー口絵つき。
酒井まゆ「ロッキンヘブン8巻」は40Pくらい設定資料集。
ロキヘブはいいんです、面白かったから。
でもねぇ‥種村さんの「ミストレスフォーチュン」が最初から短期連載だったのは「とりあえず単行本を出させたい」って事だし、現在やっている連載が毎回50P越えなのも刊行を急いでいるから。4回やれば1巻でますよね。


ちゃおは連載が毎回31Pと決まっていて、ちょうど6回入れて一冊になります。
最近は40Pの連載もありますが、増刊の読み切りを入れて200Pぐらいにまとめるプライドがあるんですよね。

うっすい単行本買わされる身にもなってくださいよ!
子供ならなおさらだから!

そして「山善」も例外ではありませんでした‥そういうことなんです。