ジャンク的漫画日記-ちはやふる3


まさにオビのとおり。「汗は男子だけのものじゃない」のです。



ちはやふる3巻

ビーラブKC・末次由紀


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かるたの新境地を開いたすさまじく華麗なかるた漫画。

先日1、2巻 の紹介をしましたが、3巻が出ているのを知らず「アワワワ」という状態で購入しました。


いいっすね、どんどん面白くなります。

新しい部員がどんどん加わり、とうとう主人公の千早たちはかるたの大会に出るわけです。


かるたの競技がすごいのは「男女が混合」だということです。


男3人女2人で団体戦なんですよ。リーダー格の人が「(札)とってくぞ!」声を掛け、仲間のペースが乱れたらハッパをかけていかないと、みんなに精神的疲れが伝染して全員が潰れてしまうことにもなりかねない。


これは、スラムダンクなど有名なスポーツ漫画に絶対欠かせない要素です。

たとえば湘北でも、ミッチーの体力不足やらリョーチンの身長やら、ゴリの怪我やら「不安要素」が出てくればそこを挽回する展開が必要なんです。ルカワが一人でとんでもねーダンクかましたり花道がリバウンドガンガンとったり。


「ちはやふる」もまったく同じで、5人の中の誰かに「心の迷い」がでてかるたに集中できなくなれば、他の誰かが精神的なきっかけを与える展開になっています。

そして、バラバラだったメンバーの気持ちはつながっていく。


昨今少年漫画でも「スポ根は流行らない」と言われていますが、少女漫画なんかもっとひどい。

部活に入ると「部活ルール」があったりして、髪型とか服装とか生活態度とかがんじがらめになります。

昔はそんなに目立たなかったかもしれないけど、現在「部活やってる子」と「やってないで遊んでる子」の生活スタイルはかなり差があるんじゃないかと。だから「高校デビュー」などは部活から脱却したい女子の話だったわけで。

男子なら報われる部分も多いけど、女子は・・・いろいろとまだケアが進んでいないと思います。



しかし「ちはやふる」はそんなこともすべてプラスに変えてしまいます。

だって、大会に綺麗な袴で登場しちゃうんですから。

かるたの大会は名人戦・クイーン戦になると必ず袴を着用します。

予選ではジャージにTシャツでいいんですが、部員の大江さんが呉服屋さんで、着物が大好き。

着物をみんなにもっと着てもらいたいため、美人の千早に袴を着せてパンフ写真をとったり、予選にも着せて広告塔に仕立ててしまいます。


末次さんの華麗な絵で千早はますます引き立ちます。読者は「かるたやってみたいな」って思うんではないでしょうか。


これは少女漫画に現れた「すべてをカバーし少年漫画の面白さすら凝縮した」スポ根です!

そして千早がまだ「恋愛」という部分に脳みそがおっついてなくてそこがまたいいと思います。

美人なのにさ、「だりゃあああ」と声を出したり血管浮かせたり白目むいたりすごいですからね(笑)。


とにかく面白い。男性も女性も、ぜひ購入を。