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小学館の某雑誌の作家の扱いは酷いですが、女子パートは慈悲があります。
万人にオススメする漫画ではありませんが、小学館への憤りを感じている方はこんなこともあると知ってほしい。

とぅいんくるチェリー
ちゃおコミックス・小原ショウ

★あらすじ★
白山さくらとつばきは双子の姉妹。さくらは小さい頃出会い、さくらんぼの髪飾りをくれた男の子を「王子様」として待ち望んでいる。
ある日転校生がやってきた。黒川成くん。髪飾りには「K」のイニシャルがあり、しかも「昔ここに住んでいた」と言うのだ。有頂天になるさくらだったが、実は成もアズマという双子の兄弟がいた!
さくらの王子様は、どっち?!


☆☆☆

http://ameblo.jp/mibari/entry-10032717766.html
メール投稿だとリンクが貼れないんで、だだっ貼りします。
去年の5月の記事です。実は作者さん、この連載が3回いったとこで体調を崩し、一年間お休みしてたんですよ(どういう風に酷使されたかは記事参照)。

しかし、残りの百Pちかくを書き下ろして単行本発売。それから何事もなかったようにお仕事再開しています。

‥すごいVIP待遇です。
普通体調崩したら捨てられて終わりなんですけどね。だって、漫画家なんていくらでも代わりが利くから。S学のS編集部は本気でそう思ってるんでしょうねぇ。すごいフシ穴だ。

これはもちろん、この作家さんが大人気だったことが理由です。

でもここに挙げた絵とか話を見るかぎり、昔からりぼんやなかよしを読んで来た女性なら「何故?」と感じるかも。

王子様、双子、ただのコイバナ。それは自分らが小さい時に死ぬほど読んで来た話。

しかし、生まれて初めて「少女漫画」に触れるちゃおの読者には非常に新鮮。
今までだと「ミルモでポン」みたいな不思議ものや、「きらりんレボリューション」みたいなサクセスものが主流、男の子がサシミのツマ扱いな漫画ばかりだった。
これはジャンプの女キャラの扱いの逆です。あのセーラームーンもタキシード仮面のなんと弱かったことか‥

それまでも「純愛もの」はあったのですが、表現が古かった。ふりっふりのドレスとかマジ着てたし。
この小原さんは若い方ではないのですが、キャラにある程度の「軽さ」があります。
テストがあればゴネる、話をしてるのに犬が横切れば目がいってしまう、なんか食べながら会話している。

ちゃおの主人公は今までお行儀がよかった。「最大のおしゃれはいい挨拶から」とアドバイスする主人公が結構いまして、それがそろそろ「重苦しい」と感じていた。
でも主人公のさくらとつばきは夜にコイバナしながら顔にパックしたり、髪の毛のいじりっこしたり、みだしなみの当たり前をごく自然に会話しながらやる。
目もとりわけ大きくないし‥あとは服のセンスのよさです。

‥りぼんで春田さんや槙さんや酒井さんの漫画読んじゃうとホントどってことないんですが、これが「ちゃお」に載っているから目立つ。

小原さんはデビュー当時から非常に押されていました。実は、ちゃおにイマドキ恋愛を描ける作家の「代わりが利かなかった」からです。今も全く出てきません。やたらに上手い人もいるのですが、ぎっちり書き込み過ぎて読者に引かれるみたいなこともあります。


なんつか‥ぶっちゃけますと、
今りぼんに投稿してる人とちゃおに投稿してる人は少し先行きを考えたらどうかということ。

受験の傾向と対策じゃあるまいし、ライバルと同じことをしても出し抜けない。いまさら「その雑誌に合った漫画」はいらないのです。
今ちゃおで活躍してる人はちゃお読者ではありません。昔は全く読まれてなかったんだから。中原さん八神さんいわおかさん和央さんは皆、全く違う方向で漫画を書こうとしていた。
少年漫画、BL、花ゆめ‥ある程度の挫折を味わってます。そちらで経験した事をちゃおに引っ張って来ている。
センスも絵柄も全部違うので面白いんです。

そうしてまっとうな恋愛モノが目立ってしまう「逆現象」が現れてしまいました。ホントにこの人は運がいい。りぼんの投稿も頭に入れていたかもしれない、だけどちゃおで正解でした。

でも、自分は小原先生が好きです。小道具やファッションなど、かなりセンスいいのが伺い知れるからです。あと、ハシラのフリートークが痛くないというのも強いですよ。


さて、「サンデー」と名のついたものはいったいどこへ行くのか。マガジンと共同企画しても向こうの布陣に対してふがいなさすぎ。一歩とケンイチをたたかわすな。